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スキ と言わずに、 スキを描く

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好きなものを詰め込んだマガジン。 でも、スキと言ってしまうと、なんだか確かなものが不確かなものになってしまう気がする。 だから、できるだけ素直に、気持ちを表現してつめこみたい。
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記事一覧

wish you were here

てのひらできゅっとつかまれたような、

あいた穴にあったかいミルクティーが
注がれるような、

わたしの、わたしに、触れられないところに
文字を届けるような、

そんな人がわたしに未来をくれる。

Wish you were here
と願った過去は、数え切れないほどあって、

でもyouなんて、どこにもいなくて、

背けた過去も、すぐにスクロールしたくなる
これまでも、キリはなくて。

でも、い

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15番の駐車場

15番の駐車場が空っぽなこと

102の電気がついていないこと

コンビニでハーゲンダッツを2つ買う必要のないこと

一緒に通ったカフェで、おいしいと教えてくれた、ワッフルを1人で食べること

飲み会帰りに一緒に寄ったコンビニが閉店すること

スポンジに水が浸透するように、
私の空っぽな心に染み渡る感情。

サミシイ とか セツナイ とか
そんな言葉ですませられない

教えてもらった、シクラメンを

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視線の前に立つ

台の上にたつと、45の視線が私を襲う。

そこにたつと、自分でいいのか、
自分よりもっといい人がいるのではないかと
自分にとにかく自信がなくなる

でも、やっぱり自分にとって手放せない場所でもある。

私のふるまいで音が変容する。
いかようにもなる。

楽しさも、喜びも、悲しみも全て手の内。

なにより、視線の奥にある45のワクワク、
ドキドキ、時々のうとうとがたまらない。

立たせてもらえること

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