20200620
栞紐
本を読んでいると、いつも2割読み終わったくらいで栞紐の存在に気づく。
おったんかいと思いながらしおりの代わりに挟んでいたレシートと選手交代する。
早朝に目が覚めて散歩していたら人懐っこい猫に出会った時みたいに、嬉しいようなこそばゆいような感じがする。
栞レシート
栞紐がない本を読んでいるときは、たいていレシートを栞の代わりに挟んでいる。
レシートの中にもヒエラルキーがあって、栞として起用されるレシートとそうでないレシートがある。
私の中での"スタメン"は、喫茶店でお茶をした時のレシートとか、昔ながらのカメラ屋さんで現像してもらったときのレシートとか、大手チェーン店ではなく個人でやっている本屋さんで本を買ったときのレシートなどだ。
逆に"二軍"にあたるのは、コンビニやスーパーで買い物したときのレシート、ファーストフードでご飯を食べたときのレシート、ブックオフで本を買ったときのレシートなどだ。
特に明確な基準があるわけではないが、昔から天邪鬼なところが私にはあるので、誰にでも愛想を振りまく八方美人よりも、少し陰があって私だけにこっそり微笑んでくれるような人が好きということなのかもしれない。