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『ひきこもりの外出』

ひきこもり

私は大学を辞めて一年と半年くらい経った。

この一年と半年私は家にひきこもっていた。

アルバイトも辞めひたすら家で、家事や勉強、本を読んだりしていた。

母はこのひきこもり期間を療養期間だと言ってくれる。

私は本当に情けなさを日々感じていた。

療養期間

私は大学を辞めた理由としては、不整脈が出た後体調を崩してしまった事が一応理由だ。

運動どころか生活を送るだけで息苦しく、よく過呼吸を起こしていた。

学校を続ける事が困難で自分の体調と向き合った結果学校を辞めた。

その後今も良くはなっていないが落ち着いてきたため現在は就職を目指して動いている。

外に出る事が怖い

私は外の世界が怖くなっていた。

外には私を傷つける人間しかいない。

家にいれば家族という私を唯一受け入れてくれる存在がいる。

外には出たくない。

そう思うようになってしまった。

だが、外に出る事ができなければ就職活動をする事も生きていく事も難しくなる。

外出

外出と言っても、買い物や母の用事に連れそうだけだ。

現在はたまに一人で散歩に出かける事もある。

外出は私にとって楽しみでもあり、地獄でもある。

外にでると何日も寝込んでしまう事が多く体へのダメージが大きいので外には出たくない。

なにより人が怖くて仕方ない。

それでも、私は外に出る事を辞めたくはない。

私はまた外に出て人と交流し、普通に人と生きていく人生に戻りたい。

最初と比べる変化と成長

私は最初の頃は、一人で歩く事など夢のまた夢みたいなものだった。

母のバックを掴んで歩かなくては怖くて外にも出られなかったし、一人で歩く事などできなかった。

そんな私が一年と半年もかかったが一人で散歩に出かけられるようになった。

見た目も帽子を被り、フードを被らなくて一人で歩けなかったが今は帽子だけで歩けるようになった。

人と比べればすごく小さな事だけど、大きな成長だなと思う。

当たり前の事すぎて、そんな事もできない自分を情けなく感じるが今の自分の姿を受け止めるしかない。

私はここから成長していくしかない。

弱い自分を認め向き合いそこから一歩一歩。

人に比べれば一歩にもなってない事だけど自分なりの一歩で進んでいきたい。

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