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『2人きりだとつまらないから嫌だと言われた飲み会』

同級生との飲み会

久しぶりに同級生、女子5人で飲み会をした時の話。

友達の家に集合してみんなで飲みはじめた。

私はあまり飲み会が好きではない。

1つ目の理由は、お酒に弱いという事。

ほろ酔い3口飲めばもう顔は真っ赤ですぐ酔っ払ってしまう。

そして、私は酔っ払うと褒め上戸になる。

ひたすらに人の細かい所を褒めまくる。

2つ目の理由は、話すことが苦手だから。

普段のテンションでも、周りについていけないのに、周りがお酒でさらにテンションが高いとよりついていけない。

そして、お酒で判断力が鈍っていると私はよく口が滑ってしまい、空気が読めてない発言が増えてしまう。

お酒による失言が多いことも苦手な要因だ。

お酒の買い出し

飲み初めて少し経ち、そろそろお酒もおつまみもなくなってきた頃。

じゃんけんで2人買い出しに行こうという話になった。

みんなかなり酔っ払っていていつもより気分も良さそうだった。

じゃんけんをしようとした時、友達の1人が、

「えーでも、優里と買い出しは絶対やだな。会話続かないもん!」

と私に向かって言った。

私はすごく傷ついたが、周りはすぐに、

「めっちゃストレートに言うじゃんww」

と笑いはじめた。

これは冗談なのかな?と私は考えた。

私は小さい頃から冗談というものが理解できない。

頭の柔軟さが足りないのかもしれない。

帰って考える

私は、心を許した友達には無言の時間というものが多くなる。

何も話さなくても私は全然苦じゃないからだ。

でも、友達はそれが嫌だったんだなと今更ながらに気づいた。

私は本当にいつも気づくのが遅いなと反省した。

もっと周りの人の事をよく見ないとダメだなと自分の中で課題ができた。

2回目の同級生との飲み会

前回の失敗を学び次はつまらないと思われないようにしたいと思った。

正直、会うのが怖かった。

本当は嫌われているんじゃないか、今まで仲良かったのは嘘なのではないか。

友達を疑ってしまった。

でも、私は友達を失いたくないから真実を知りたかった。

大袈裟かもしれないがそんな気持ちで飲み会に参加した。

正直に話すそれが一番いい

私はその日考えすぎたせいか、結果飲みすぎてしまった。

失言しないように気をつける所か、すべてを正直に話してしまっていた。

だけど、それが良かったようだった。

私は自分の自閉症の事、過去の事、恋愛についての事、友達には言えない事がたくさんあった。

言ったら嫌われてしまうそう考えていたから。

でも、みんなも大人になっていて隠している事がたくさんあった。

私が正直に話した事をきっかけに整形をした事やキャバ嬢になった事など。

驚きの連続の友達のカミングアウトが多かった。

私はみんなの事を知ってるようで、知らなかったんだなと気づいた。

飲み会に参加してよかった

私は大学を辞めてからの一年間人を避け生きてきた。

それは、大学の頃の親友に自閉症を打ち明けた事で裏切られた事がきっかけだった。

ひとつの失敗ですべての人が怖くなってしまっていた。

でも、今回本当に飲み会に参加してよかった。

久しぶりに人といる楽しさがわかった気がする。

私はあまり人と何かを共感したり、楽しんだりする事がわからない。

だけど、今回の飲み会はみんなの事をよく知れたし、雰囲気だけでも楽しいという気持ちになれた。

人といるといつも怯えてばかりの私に新しい風が吹いたようだった。

自分の一言一言に怯え、笑われると、

「何がおかしいの?」

と疑問に思ってばかり。

本当の自分は殺して生きていた、でも本当の自分を出さなければ相手も本当の自分を出してくれない。

そんなことに気づけた飲み会だった。

これからの自分

私は人と違う所がたくさんある。

それを理解できない人もいれば、私の周りには理解してくれるそんな人もいる。

なかには、その違いを好いてくれる人もいる。

いじめられてばかりで信じては裏切られ続け、人間関係がわからなくなっていた。

自分の事をどんどん見失っていっていた。

最近家族や私の事を違っていてもそれでいい、素敵だと言ってくれる存在に気づいた。

自分の事を悪く言う声ほど目について、近くにある本当に大事な事が見えなくなる。

私はその本当に大事な事に気づけたからそれを次こそは見失わない。

それだけを信じ、大切にこれからも自分らしく強く生きていきたい。

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