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飲酒・麻雀・ゴルフ:ビジネス非公式人付き合いの手段が無い人

私は飲酒も麻雀もゴルフも苦手か、またはできない。しかし、これは世渡りの上で大きな不利、ディスアドバンテージである。なぜならば、他人を助ける力やいわゆる権力権限をもっている人々(残念ながらたいてい高齢男性)はこれらの手段を通じて互助のネットワークを広げており、これらの手段にうまく参入できなければ、助けてもらうことも恩を売ることも関係を継続することもできないからである。

例えば、私自身、業務で会社の大量の領収書をみているが、交際費といえば飲酒を含む食事代かゴルフである。そしてそれは決して安くはないか、高頻度である。

だから、出世したいなら飲酒・麻雀・ゴルフのうち二つ以上を嗜(たしな)むなり腕を上げておくなりせよというのは、21世紀前半現在でもなお有効である。もしかすると、テクノロジーが発達するとさらに重要になるかもしれない。なぜならば、これらの行為はリモート会議には無い機能を人の交流のなかで果たしているはずだからである。

飲酒

酒は飲めない。なぜならば、私にとってはわずかに口にしただけで、ただ不味くて気分を悪くさせる飲料に過ぎないからだ。しかも酒税は高く仮に多少美味であっても進んで買う気には成れない。

これと類似したものに喫煙(いわゆる煙草部屋での交流)があるが、副流煙による直接的健康被害と煙草税によってまったく魅力を感じられない。

麻雀

私はゲームが全般的に向いてない。向いてないから練習しないのか、練習しないから向いてないのか、両方だろう。それでも麻雀は運の要素が極めて強いため、牌効率やテンパイなどの基本中の基本を憶えれば渡り合っているようにみえることもある。とはいえ、オフライン麻雀ならなおさら負けっぱなしになることは目に見えているし、それは他の参加者にとっても楽しめないだろう。

なお、話がボードゲーム、カードゲーム、FPS、スマブラなどでも同じである。

ゴルフ

ゲームが苦手な上にカラダを動かすとなるとほとんど望みがない。とはいえ、それでもゴルフは体格や体力による差が出にくく、フィールドの状況をどう読み取るかといった自然の要素もあるから、内勤ばかりの人にはリフレッシュにもなるのだろう。

類似のスポーツにボーリングがある。これはプレイはできるだろうが、私にはやはり基本がわかっていない。ちなみに私は泳げない、すなわちカナヅチだが、泳げる人には大いにバカにされたというか、「カナヅチと呼ばれる存在が本当に実在するなんて素朴に信じられない」と思われた。子供の頃にはスイミングスクールに何年も通ったのに結局泳げなかったというほど泳げない。ゴルフやボーリングも私にとっては似たようなものだ。それの練習を一所懸命にやって、人並みにやれるようになるのか、水泳と同じ末路か……。

何ならできるんだよ?

そういえば、なぜかここの棚にはオセロがありますね、一局打ってみますか? 

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