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2勝3敗

組織の公認イベントに出場した。今回は全5回戦のうち、2勝3敗だった。

昇級まではまだ遠いと感じるものの、上達は感じられた。というのも、内容はこれまでのイベントのどれよりもよかったからだ。3敗はしたが、石数の差はそれほど開かなかった。1級の人相手に負けたが、一桁差に抑えることができた。また総合計の石数はまだマイナスだが、二桁台前半に抑えられた。さすがにマイナスの石数が100を越えることは回避できた。

勝った試合では自分より上級である2級の人に勝つこともできた。組織の級位は級と級との間にかなり開きがあるので、相手がミスしてくれたのも大きかったのだろう。序盤で既に追いつめられ、ボックスが埋まらぬうちから早々にXに打ってしまったのだが、隅を取られた後のことを見据えながら打ち、勝つことができた。

上達した部分、あるいは以前より手持ち時間を有効に使って考えられるようになったと感じる部分はXラインである。Xラインがいわばマダラであると、こちらがX打ちするのは相手に隅を取られることが前提になるが、一方、こちらの色一色か、二色分離になっていればXを打って相手に手を渡せる。だから、辺が埋まってきた中盤以降はXラインを切られずに確保するか、切られて隅を取られたとしても不利になりすぎないように考える必要があり、それができるようになってきたということである。

まだできていないが、できる必要があると感じるのは終盤での自分の石数のカウントである。すなわち、終盤では勝利のために後いくつ必要なのかを把握しておきたい。なぜならば、最後の数マスを埋めるときに石数が大きく動くからである。現状の石数を把握した上で、終盤の詰め問題とまったく同じ要領で勝負を見切ることができれば理想的である。しかし、実戦では一度数えた自分の石数を考えているうちに忘れてしまうし、終盤の詰め問題も独立に練習しているが、なかなか正確に読み切ることができない。

あとは、今回は「困ったときのA打ち」も他に手が見当たらないときにやってみてそれほど悪くないと感じた。ただ、A打ちが有効な場合の成立条件を記憶していないので、確認した上で他の手と比較して打てるようになりたいものだ。

今回はこれまで出場回数を重ねただけあってか、かなり落ち着いて腰を据えて打つことができた。途中、置けない場所におこうとして指摘をもらった場面もあったが、手があるのにパスしてしまうといった事態は回避できるようになってよかった。

(1,021字、2024.01.14)

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