読書日記#06〜保身

積水ハウスの地面師詐欺を取り上げたノンフィクション。

地面師詐欺で解任されそうになった社長がまさかの背水の陣でクーデターを起こす。残念なのは、この本が片側からの観点であったこと。クーデター起した側、クーデター起こされた側のそれぞれについて書いていればより面白い。が、片方に寄りすぎているため、ノンフィクションとしてちょっと客観性に欠けるかと。

ホリエモン、村上ファンドが世間を騒がせていたときも会社は誰のものやらコーポレートガバナンスが取り上げられていましたが、この本を読んで改めてコーポレートガバナンスって大切なのだと感じました。とりわけ、大企業。これは池井戸潤あたりに小説にして欲しいノンフィクションです。


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