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キャロル

「自分を偽る生き方では存在意義がない」

始まりからずっと美しい人物や背景、音楽が絶え間なく流れていき、ほわーんとした気持ちで観ていたけど、終盤のキャロルのこの台詞でハッとなった。

年代も舞台も違うし、同性に性的な興味を持ったことも今の所ないから、どこか異世界の物語のような、自分とは全く接点のない遠い世界の話と思っていた。

でもこの物語は、誰にでもある物語で、誰しもが日常で選択している『自分』の物語。
主人公の2人がお互いを愛することが自分らしくいることだと気付き、行動を選択していく。
キャロルとテレーズにとっての存在意義は相手を愛すること、この作品ではその相手が同性であったというだけで、自分も日々らしくいる為に行動している。とても身近な話だった。

自分らしくありたくて、自分を大事にしたくて、なかなかの犠牲を払って選択したことがあった。
苦しい時期があったけれど、後悔はない。
暫くの間はプラスマイナス0だったけれど、時間が経ち少しプラスになってきたかな。


Filmarksのレビューにこんな事が書いてあった

夏:君の名前で僕を呼んで
冬:キャロル

クスッと笑ってしまった。
これを真似て言うならば…

クリスマス:キャロル
節分:お嬢さん

かな。笑




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