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#131 かくもカラフルで美しい【読書感想文】僕はイエローでホワイトでちょっとブルー

◾️はじめに

今月は子育てに関する本をテーマに書いてます。
一週目、脳の仕組み、二週目、親子の会話・言葉、三週目、中学受験をテーマにした小説ときて、ラストは、こちら。
息子の学校生活を綴ったエッセイ?ノンフィクション?です。

◾️あらすじ

小学校はカトリックの学校で、バブルのように守られて育ち、そこから元底辺校に行った息子と母ちゃんの日常を描いたものです。
元底辺校には勢いがあり、学校見学で母ちゃんがその気になったが、ここへ行けとは言ってない。最終的には息子が判断した。友達がそこに通うということ、カトリックの学校に通うとなると時間がかかることもあったらしいのですが。
前の学校では生徒会長やるくらい真面目な彼が、その学校で何を経験し、どう感じていくのかー。
そうした日常を書いた作品です。

◾️感想1

「ダブルでもハーフでもなくハーフアンドハーフで一(イチ)。みんなと一緒がいい」
が印象に残りました。
主人公は特別視されたいわけでもなく、一緒を求めてるんだと感じたためです。
確かに親・生まれる地域、小さな頃の環境は選べないわけなので、状況がそれぞれ違うという事実はどうしようもありません。
ですが、その上で同じ時に同じ土地(もしかしてネットで繋がってるから物理的土地としては離れているかもですが)にいて話をしてるから、一緒だという前提で仲間に入れてあげる、あげる、というか仲間としてみる、というのが大切なんだと思いました。
外国の人とか出身地域が違うとか、何かにつけてラベルを張らない、そしてラベルがあるから態度や見方を変えないことが大切だと。
これは小さなときからそれに慣れておくことが大事だと思います。
子どもはストレートに言葉を使って、時にそれが人を傷つけることもありますが、その中で逞しく生きていくので。
この本に出てくる息子はまさにそういう凄い多様性の中で生きている、いろいろ違う、いろいろあって当たり前、その上で彼は、自分はどうしたい?だからどうする?を対等に考えられる。
そういう彼らの手の中にこそ、未来はあるー
と思いました。

◾️感想2

先週の 「翼の翼」は(極論すると)親が子どもに”なるべくいい環境に入れて、将来の選択肢を広げておいてあげたい”、と子どもの意思というより親が子どものためという大義名分で、受験戦争に巻き込んでいくというような話なのですが、それとは全く違う世界です。
もちろん国が違えば制度が違うので、比較する訳でもないですが、こういう世界もあるのだと知れたことが大きかったです。
それを知ることで「翼の翼」の世界もある1つの世界でしかないと気付けるため。

◾️書評(紹介)

ここにたくさん書評が載ってますので、紹介させていただきます。読むとこの本読みたくなってきます。

◾️アクション

子どもたちの可能性を信じてあげようと思いました。
反射的に否定的な言葉を発してしまいがちなので、
少し長い目で、優しく対応してあげようと思います。

◾️ハッシュタグ

#プレイディみかこ
#イエローでホワイトで 、ちょっとブルー
#ベストセラー
#おすすめしたい本
#aico

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