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#80 いま、ここ。日本、世界。【書評】ここにしかない大学
◾️はじめに
第1週は人。というわけで今週は出口治明さん。
日本生命、ライフネット生命、そしてAPU学長。
本をたくさん読み、本をたくさん書いているすごい方。
◾️要約
半数が国際学生というAPU。これからの世に本当に必要な人材を輩出できる存在になるために様々な試みをしている大学。尖った学生を育てて、世界規模でやりたいことをみつけ、仲間とともに実現する人を増やしたい。身近に外国の方がいれば世界の出来事が自分事になる。そういう人が増えると世界が変わる。
◾️感想
本、人、旅が人を成長させる。
置かれた場所で咲きなさい、そうすれば次の道が見えてくる。
いくつになっても頑張ってる人ってすごいなー。
世界に知り合いがいると世界のことが自分ごとになってくる。
そうだよなー。
◾️要約(詳細)
◆第1章 青天の霹靂 僕が大学の学長に?
古希からの異業種挑戦だが、いくつになっても置かれたところで努めればいいという考え方のもと実行する。
APUは世界中に友達の実家があり、世界が身近になる大学。
そんな大学の学長として新しいことを、具体的には民官学のリンケージやコラボレーションを実施し、国際評価を上げる。
2030に向けやるべきことはたくさんある。
※今のところで頑張っていれば、声がかかる。この頑張り方も大事。会社の業務だけじゃない。社外イベントとかSNSとか色々ある。
◆第2章 もっとよくなる!日本の大学
大学の経営は企業の経営と類似点多い。
目標定めチームを形成し、進む。
法律を最初に学んだ。理念考え方が書いてある。
大学は一大産業であり、秋入学などやれることはたくさんある。
※組織とは、ある目的のために集まった集団であり、それをマネジメントすることは企業体だろうがNPOだろうが共通点はあるよねー。
◆第3章 とにかくおもしろい大学 それがAPU
卒業生がグローバル。
これは日本一。
それを生かしてどんどん触発されるような環境、それがAPU。
人が直にふれあい、刺激を受けてやりたいことをやっていく。
職員もキャリア豊か。
正解はないと知らされるより、語られた方が響く。
多様性を直に感じることができる。
※本を読んで知識は得れる。(例えば自分の好きなことを突き詰めてチャレンジしよう、とか。)
それを体現した人の言葉を直に聞けるとよりそれが具体的になってくるよね。
◆第4章 別府を日本のシリコンバレーに!
起業部を設立。愛校心やボランティアを活用し、起業家を育成。
一年で四つも。クラウドファウンディングで資金を募り、説明することで学生も成長する。
天の時、地の利、人の和を上手くかぎ取り、風に乗ること。
不合理な障害は政府に進言して外してもらう。
※天の時、地の利、人の和・・・5ファクター理論とはちょっと違うけど。風に乗るにはいくつかの要素が必要ですね。
◆第5章 もっと学んで成長しよう!
いくつになっても学べる。本、旅、人が成長の源泉。
マハティール首相も来た。(その後中国国家主席と話するような人がまずここに来るなんて凄い)
若者に信頼をおくこと、勤勉であることの大切さを説く。
いくつになっても凄い人はたくさんいる。逆に過剰適応は成長を阻害するなぁと感じる。
※もっとだ、もっとだ、本旅人が好きなんだ。欲、または渇望。
◆第6章 小さい丸より大きい三角
これからは工場モデルにフィットした水平的同質性を目指す教育は時代遅れ。
ファクトをベースにコミュニケーションとる人材をとるため数学を必須にした。
個性は誰もが持ってる。自己主張ができる子に。
意味ないルールに縛られない、その意味を考えよう。
※自己主張をどんどんしていこう。
と思っているものの、息子にそんなこと考えなくていい、いいからこれをやってと言っている自分。。。
◾️アクション
人、とのやりとりをもっと楽しもう。
(本、旅、人で一番欠けている部分を強化しよう)
◾️読みやすさ
★★
◾️ハッシュタグ
#本 、旅、人
◾️纏わるストーリー
「大学生っていいよな」
「なんで」
「だってほら、若さがある。君たちの将来はこんなにあるんだ、なんだってできるんだって思うじゃん」
「ほう」
「今からいろんなことを学べるぞ、時間があるんだから」
「ふーん。けどやりたいことがあるなら、それこそ今からでも大学入ればいいじゃん」
「そりゃできないよー」
「なんで」
「仕事もあるし、家庭もあるし」
「ふーん。そう思ってる間は無理なんじゃない?」
「なんですと」
「中田英寿さんもなんかの番組で言ってたよ、時間は自分で作り出すものだって」
「あ、見たよfootbrainだね」
「やりたいと本当に思うなら、例えば仕事しながらでも大学に学ぶ人はいるわけじゃん」
「ふむふむ」
「そりゃ相当大変だよ。けどそれでもその先にやりたいことがあるから頑張れるんだろうね」
「そうなー。漠然とあの頃を振り返り、こうだったらなぁ、って言ってるだけだな、僕は」
「別にそう思うことはあるだろうけど、それを他人に言ってもなんもならないよねー」
「厳しいなぁ。雑談だろ」
「悪かったよ。羨んでもなんもならんぞ、と思って」
「そうだな」