スタートアップ的人生戦略
みなさまおはようございます 渡邉です。
週末、立川の「妖怪盆踊り」というイベントに行ってきました。
元々、妻が一人参戦で現地で友人と待ち合わせの予定だったのですが、途中友人と別行動になったのと、freeエリアでのDJに djyoshizawadynamite.jp
の名前を発見し、夕食後に急遽僕も行きました。久々にDJで踊ったの楽しかったなぁ。コロナ以降すっかり出不精になってしまいましたが、機会をみて遊びに行きたいとおもった時間でした。
さて、今週は「スタートアップ的 人生戦略」- リードホフマン を紹介します。
著者は、LinkedInの創業者でエンジェル投資家です。この本では、「永遠のベータ版」「毎日が「初日」」「ピボット」「差別化」・・・といったスタートアップ的考え方で、自分の人生を設計しようというものになります。
自分に投資しよう
この本は、6章に分かれて構成されているのですが、各章の最後に「自分に投資しよう」というタイトルで、
が纏められています。僕自身、本はそれなりに読むのですが、本を読んで終わってしまうことも多々。そんな中で、本を読んだ結果、具体的に何をするか?というのを3つのカテゴリに分けて記載されているのは、すごく実践的です。これらの3つは区分けし直すとすれば、
・すぐ出来ること、
・少しの時間が必要なこと(例えば、週末にやること)
・下準備や経過も含め多少の時間が必要なこと
の3つに分けられると思います。どんな本を読んだとしてもこの3つを決めてアクションをすることで、本で読んだ内容の定着率は大きく異なってくるかと思います。
これからは、この3つを意識しながら、本を読むということをやってみようと思います。
3つの歯車
人生戦略においても、企業戦略と同様に強みの見極めが必要である。そこで、重要なのが「資産」「大志」「市場環境」の3つの歯車ということになります。
資産
資産には、ハード資産とソフト資産の2つに分かれます。ハード資産は、所謂BSに記載されるようなもので、口座に入っているお金だったり、持ち株、自宅や車といったものです。一方でソフト資産は、BSに載らないようなもので、脳にストックされた知識や情報、人間関係、スキル、自分対する評判などです。
ハード資産に余裕があれば、お金の心配をすることなく、新たなスキルを身につけたり、報酬は少なくてもチャレンジングな仕事を選ぶこともできます。
しかしながら、考えるべきは
ということになります。将来的なリターンを最大化するためにも、収益性よりも学びを重んじてみようという考え方です。言い換えてみれば、「学びの機会が多くなりそうなのは、どの選択肢か?」ということでも良いかもしれません。
また、ソフト資産を積み重ねるにあたり、もう一つ重要なのは、時代に左右されないスキルを培うということです。10年経っても色あせないもの、例えばということで、8個ほど挙げられています。
このようなものは、仕事をするうえで、10年後もその先も変わらず価値を持ち続ける為、自分の得意な領域を磨き上げていくとよいでしょう。
大志
続いて、大志となります。「大きな志」と書いて大志ですが、それほど大層なものでなくても大丈夫だと思います。自分の「人生の目標」だったり、「人生で何を大切にするか」だったりです。これは、一生変わらず、不変のものというよりは、時と共に変化するものだったりします。そんな時にでも、自分が目指す方向性へ向けて進む指針となるものなので、定期的に吟味することがたいせつです。
市場環境
ここでは、以下のように書かれています。
成長市場に身を置くことで、大きな成功を収められる可能性も大きい。市場の成長が欠点を凌駕し、会社の成長にもつながっていく。その際に、何をやるか、どんな仕事をするかというのは、余り重要ではなく、成長市場で仕事をしているということが、あらゆる機会を作り出し、セレンディピティが起こる確率を上げてくれることになる。
これら、3つの歯車が噛み合って、回りだすと成長ループが回りだすということになるわけです。
特に市場環境においては、確かに若い頃とかはそういう市場に身を置いてみると、得ることも多いし、あらゆるところで、先進的な活動を身をもって体験することができる。そこでの経験を元に別の業界に移ってみるというのも、それはそれでまた新たな経験や自分のスキルを活かすことができるかもしれない。
リスクに気付かずにいたら、リスクのほうがあなたを探し当てる
これは、すごく名言だなと思ったので、最後にこの言葉で締めくくろうかと思う。
今の時代、リスクが無いなんてことはない。昔だってそうだったかも。大きいか小さいかだ。考えるのは、最悪のシナリオになっても耐えられるかどうか?位でよいということです。
かつての上司が、社内で新しい取り組みを始めた際に中々上手くいかず、トラブルが良く起こっていたのですが、比較的いつもニコニコしながら、
「最悪でも、誰かが死んだり、ケガしたりすることはないから。」
と色々なことに果敢にチャレンジしていたのは、とても良い思い出です。結果として、そんな取り組みが花を開き、社内での一大事業にも成長していきました。
結局のところ、長い目で見た場合でリスクへどのように対処するかということ。じっとしていることは、超短期で見ると、リスクが低いかもしれないが、長い目で見ると、大きなリスクに面している可能性だってある。
リスクに気づかずにいたら、リスクのほうがあなたを探し当てるだろう。
というわけで、今週は人生戦略(キャリア戦略)について考えてきました。どなたかの、参考になれば幸いです。
(2024.10.18)
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