「無意識バイアスワークショップ」を実施してみました
本日、部のメンバー(1名休暇だったので、5名)とオンラインで「無意識バイアスワークショップ」を開催しました。トータル55分位で実施となりましたが、もしメルカリの資料を見て興味をもった人の参考になれば幸いです。
というのも、先月?メルカリが公開してくれました、社内研修資料を見た際に、「これは一度メンバーと共有したい!」と思い日程調整を行った結果、やっと開催に至ったというところです。
こちらの資料は、スライドは勿論のこと、ファシリテーターガイド(研修進行用ガイド)もDL可能となっていまして、基本そちらを参考に進めていけば、WSが開催出来るよう、丁寧に作成されています。
ガイドでは、所要時間60分~90分と書かれているのですが、既に別で開催されていた方から、「順調に進行すると30分程度で終わるので、1時間確保して、残りは、感想や質問などディスカッションに充てると良いですよ」とのことでしたので、先ずは1時間を確保しました。
先ほど、基本ガイドに沿って進めていけば良いとも書きましたが、ガイドのファシリティテーター要件にあるように、
ファシリテーターになる条件
● ファシリテーターガイドの熟読
● 普段から無意識バイアスを意識している方
● 無意識バイアスについて勉強する意欲がある方
● 複数名の受講者の前での発表と質疑応答に対し、特に不自由を感じない方
● 参加者のバックグラウンドにより、教材内容を調整する能力がある方
当然ながら、ガイドの熟読は必須となります。僕自身も当日までに3回ほど読んで、ここでこんな話を挟もうかなとか考えました。
また、
(冒頭でファシリテーターから自己紹介を行います。どうして自分が無意識バイアスというトピックに関心があるのか、ぜひみなさんに伝えましょう。)
ともあるように、Why の部分は大切になりますね。
僕の場合は、こんな感じでお話しました。
「年明けから、オリンピック関連で色んなおじさんが色んな失言を繰り返していますが、前向きに解釈すると、決してお二人とも相手に対して、嫌な思いをさせてやろうとか、不快な気分にさせようとした訳ではないとおもうんですね。
きっと、今まで自分の中だったり、日本の風潮だったりのなかで、なんとなく、共通認識となってしまっていたことがあって、それを不用意に口にだしてしまったのかもしれません。さらには、今までの時代だったら、なんとなく、それも流されて済んでいたのかもしれません。
僕自身も不用意な発言をしてしまう可能性も無きにしもあらずなのですが、気づけばGMという役職になってしまって、そんなことはないとは思うのですが、「あんなこと言ってるけど、指摘し辛いな」という雰囲気をつくりたくなかったんです。
という訳で、おかしなことを言ってしまっていたら、指摘してください!『ワタナベさん、それは!無意識バイアスです!先日WSやりましたよね』って言って貰いたいとおもったんです。その為にも自分がファシリテーターをしてやる必要があると思って開催しました。
結果として、みなさんを巻き込む形になってしまったのですが、皆さんにとっても良い時間になるようにしますので、よろしくお願いします」
途中のエクササイズのところは、チャット欄を使ってやりながら、少し雑談も挟みつつ、ゆっくり進行もしたのでワーク自体は40分弱位で実施しました。
WS終了後、残りの時間は、マイクをonにして貰って各メンバーから感想を頂きました。
【Aさん】
3つのセルフチェックの1つ目、「事実」と「推測」、「解釈」を区別することから、始めようと思いました。仕事を進める中で、同僚に対し、ついつい自分の「推測」や「勝手な解釈」をしてしまうことがあるという事に気づきました。「事実」は「事実」として捉え、「推測」につなげないようにしようとおもいます。
【Bさん】
自分は、「確証バイアス」を持ってしまう事が多くあるかもしれないと思いました。自分の会社での役割上、出来るだけニュートラルな立場で話は聞くようにはしていますが、ついつい過去のその人とのやりとりの中で、自分の中での勝手なイメージを創ってしまう事もあるかとおもいました。これからは、日常業務においても、WSも学んだ事を意識して、行うようにしていきます。
【Cさん】
会社での、良くする会話の中で、「無意識バイアス」が働いてしまっているということに気づきました。その人が過去にしてしまった失敗や、業務上での対応など。ずいぶん前の事なのに、いまだにそのバイアスを引きずってしまっていることがあると気づきました。”What if...Question”なども参考にしながら、もし違うひとだったら、そんな風に思わないかも?というのを意識してやってみようと思います。
【Dさん】
自分も短いながらもこの会社で働いてきた中で、一部の人に対して「無意識バイアス」が働いてしまっているということに気づきました。でも、それは一部の行動や一部の対応を切り取ってしまっていました。違う面でみれば、助けてもらったところもあるのに、そこは観ないようにしていたんですね。「相手とよい関係性を築く」という面から考えても損してしまっている事が知れて良かったです。
【Eさん】
私は、業務というより、家族。とりわけ、娘に対しての「無意識バイアス」が働いてしまっているということに気づけました。夫とも時折、そのような話題で話もしていたのですが、改めて話をしてみようと思います。
このファシリテータガイドにも記載されているように、
そもそも、無意識バイアスは、文字通り「無意識」に行われているので、すべてなくすことは不可能です。意識していても「無意識」にバイアスは発生してしまうものです。
しかしながら、「無意識」に行われているものがある。と「意識」することで、自分を振り返るきっかけづくりしていきたいです。
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