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子どもと塩分

熱中症対策などで適度に補う必要がある塩分。
一方で過度に摂取すると健康への影響がある。

離乳食から幼児食は薄味を心がけて
大人の食事も通常通り作りつつするのって
結構手間かかりますよね。

特に心配性な人、こだわりのある人にとっては
自分の思う『これぐらい』は果たして正解か?
と迷宮入りする人もいるでしょう。(いるのか?)

ということで調べました!!


1日に必要な塩分量

ちなみに成人男性と成人女性の場合

1日あたりの塩分摂取の目安
◇日本の厚生労働省の基準
 ・成人男性→8g未満
 ・成人女性→7g未満

◇WHOの基準
 ・成人男性→5g未満
 ・成人女性→5g未満

日本基準では成人男性より1g少ないです。
WHOでは同じですね。
(日本よりWHOの方が厳しいのは意外でした)

夫婦で同じものを食べる時は、量を減らすか
全体的に薄味を心がけたいところです。

こども(年齢別)の場合

日本の厚生労働省の基準
・0〜5か月:塩分は必要ありません。母乳や乳児用ミルクで十分な栄養が摂取できます。
・6〜11か月:0.3g程度
・1〜2歳:1.5g未満
・3〜5歳:3.0g未満
・6〜7歳:3.5g未満

WHOの基準
・1〜3歳:2g未満
・4〜6歳:3g未満
・7歳以上:大人と同じく5g未満

子どもに対する基準は
日本の方が若干厳しいようです。

塩分を摂りすぎるとどうなる?

子どもが塩分を摂りすぎると
以下のような健康への悪影響が考えられます。

高血圧のリスク

塩分を取りすぎると、子どもの頃から血圧が高くなることがあります。
これが続くと、将来大人になったときに、心臓病や脳卒中などの病気のリスクが高くなるかもしれません。

腎臓への負担

子どもの腎臓はまだ成長途中なので、塩分を取りすぎると腎臓に負担がかかりやすくなります。
これが長く続くと、腎臓の働きに悪い影響が出ることがあります。

肥満のリスク

塩分の多い食品は味が濃いので、子どもが好みやすい傾向があります。
そのため食べすぎてしまい、カロリーの過剰摂取や不健康な食習慣につながりやすく、肥満のリスクが高くなることがあります。

カルシウムの排出促進

塩分を多く摂取すると、おしっこにカルシウムが排出されやすくなります。
成長期の子どもにとっては、骨の発達に必要なカルシウムが不足してしまうリスクがあり、骨の成長に悪影響を及ぼす可能性があります。

味覚の変化

幼少期に塩分の多い食事に慣れてしまうと、味覚が塩辛いものを好むようになり、将来的に健康的な食生活を維持するのが難しくなることがあります。

その他の健康リスク

長期的に塩分を摂りすぎると、大人になってから心血管疾患や骨粗鬆症、胃がんのリスクが増加する可能性があります。

熱中症対策に必要な塩分

子どもの熱中症予防のためには、適切な水分と電解質の補給が重要です。

塩分については、いつもの食事に加えて
特別に追加する必要はありません。


一般的な対策

水分補給
こまめに水分を摂ることが重要!
特に、スポーツドリンクや経口補水液(ORS)は電解質も含まれており、熱中症予防に役立ちます。

塩分摂取
普通の食事に含まれる塩分で十分です。
運動後や発汗が多いときには、塩分補給用のタブレットなどではなく、スポーツドリンクや経口補水液を活用するのが良いでしょう。
これにより、汗で失われたナトリウムを補うことができます。

食事
普段の食事でバランスよく塩分を摂取していれば、特に追加の塩分を意識する必要はありません。


おわりに

いかがでしたか?

今回調べてみて、運動で汗をかいた後に、わざわざ塩分を摂らせる必要がないのには意外でした。

子どもの成長に合わせて適切な塩分量を心がけましょう!

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