宇宙杯 みんなの短歌大会 投稿一覧(4/25投稿141人🌸335首)
「宇宙杯」に投稿された短歌(記事へのリンク付)を
掲載しています。(敬称略)
内容は最新の投稿順となっております。
宇宙杯 みんなの短歌大会へのご参加は
こちらをご覧ください。
宇宙杯は俳句、川柳の大会も同時開催しています。
(スピンオフ企画もあります💖)
こちらも見ていただいて、是非ご参加下さい✨
🌸 4/25(月)8人 15首
あしたパスタ
335.空は地よ川よ土なの陰の葉
影の枝の音 色と香みなり
hikutsusou
334.『また来るわ』思い出せない詩のネタが
社交辞令の約束をした
シンハ
333.夕長し新しき友と語り合う
1番星が見える校庭
332.裏庭に捨てられていた猫の子の
鳴き声強く生きたい証し
らくぼろ
331.春に行く散歩はふらふら風景の
息吹巡りてあちらこちらへ
330.すき焼きを食べたいのだが値段が問題
カップ麺食べ今日も終了
329.すき焼きを食べたくなって絵を描いて
褒められうれしくスキのお礼画
marutan163
328.引いた手でポンッと背中を押した朝
新社会人君に幸あれ
327.やわらかな風が背を押し踏み出せば
我が目で見える明るき世界
よこがお
326.「わたくしの一等好きな花咲いた」八重に弾める
娘の便りきて
325.孫娘祝ひて植ゑし木も二十歳萌黄に
揺るる葉の清らかな
324.春の朝並びて昇るさくら坂
ほころぶ花に笑み溢れけり
noly
323.年老いた背中流すとひっそりと
顔をいくども洗いて流し
322.鶯の声に誘われ野点かな
好きな茶と菓子扉開いて
321.花筏遺る想いものせてゆく
愛しきはなかげ きみにひとひら
🌸 4/24(日)11人 21首
リコ
320.タンポポを 一輪摘んで走り来る
一年生の春の手土産
チェーンナー
319.名盗が命を賭して盗んだは
恩報いらん、少女の心
318.約束と生死を共に地平線
亡国の夢葬りぞ来る
317.終末の大地を覆う白霧を
晴らすは蒼き衣着た者
notenoridar
316.満天の 星がいつしか 桜の弁
天の川を流れ行きけり
すうぷ
315.胸奥の穴に零るる星の砂
そつと包みて東風に託さん
さいとうT長
314.居りたいと傘に付いてくひとひらの
花をたぐればあなた自身と
313.芝桜しゃがんで頷く恋話し
問われて問うても男と女
312.春の浜カニを笑つて転けてた吾子に
「気をつけてよ」と今は言われて
cofumi(こふみ)
311.ゴミ入りいずい目こする春疾風
しゃっこい流水うるかす茶碗
310.発熱をすると誰もが距離を置く
愛を枕に寝た夕べかな
309.夜桜を思いの丈で彩らせ
遠き貴方の灯台となれ
ありっち
308.お迎えと買い物済ませお母さん
大車輪かな街を駆け行く
307.踏切で母に抱かれ手を振る子
汽笛二回が心くすぐる
hisataroh358
306.ミネルバの知の実 結わえる葵の時
桃は緑に緑は種に
鏡心の短歌☆麻千子
305.ありがとう涙苛立ち長い時間
いっぱい好きだよ夕焼けの空
こよみ
304.君が持つ言葉は魔法か大宇宙か
描き出される知らない世界
303.おはようとトースト珈琲バターの香り
パジャマのままで ほお張るお茶目
302.空はそら 桜はさくら 陽が昇る
息を呑む音 瞳に映る
丸武群
301.峮峮の笑顔見たくて花吹雪
笑いさざめく人も月夜も
300.悲しみを乗り越えてこそチュンチュンの
笑顔輝く台湾すずめ
🌸 4/23(土)5人 13首
Finn
299.みやげ屋で「ばあちゃんの何にしようかな?」
もういないんだったと思い出し泣く
犬柴
298.パゾリーニよ若し暗殺を逃れたれば
ソドムの市より何処を目指すか
297.棄てられし砂上の詩人の肉叢は
薔薇星雲の迸るごと
296.聖マリヤにミモザ捧げし少年は
惨殺さるる宿命識らず
かおりん
295.タンポポの金のボタンに留められた
あぜ道歩く老いた柴犬
294.「タンポコ」じゃなくて「タンポポ」なんだよと
何度言っても直さない祖母
293.先駆けの水仙の芽になごり雪
オバQたちの春待ちの列
ジェーン
292.ヒロインの年に追いつき追い越しぬ
連載とだえ何度めの春
291.きみの尾のリズムに合わせ草を踏む
永遠とわに続けよ陽だまりの道
290.ありし日の笑顔をたどる帰り道
見上げし空に花咲き誇る
289.支援金送られる国 られぬ国
報道される戦争 されぬ戦争
288.新ドラマ製作陣みな男性で
このご時世に勇気あるなあ
287.陽性のテスト結果にたじろぐも
死ぬわけじゃないから まっ いいか
🌸 4/22(金)5人 13 首
川ノ森千都子
286.一泊の旅に出る母見送るは
笑顔の息子寂しきは我
285.空青くいずこも花のあふれおり
ゆううつの芽はどこからいずるか
284.新緑は菜の花、エンドウ、春キャベツ
オリーブオイルかけて我も染まれり
茉叶☆Makana
283.つややかなあこの髪編む春の朝
思春期のきらめき母の喜び
282.さんてつの復旧列車花追風
君も僕も春色に染まる
281.待ちわびたウクライナに咲く春日傘
喜びあふるる世界中に
ChitoseArk
280.「坊っちゃん」はとある教師が赤シャツと
美術教師を シメるお話
279.犬は居ぬイルカは居るか猿は去
鹿はシカトでカエルは帰る
278.桜沢 桜新町 桜木町 桜上水 新桜台
キラキラヒカル
277.葉桜を見上げる人は少なくて
ただ淡々と青葉は茂る
276.カリキュラムパズルのように組み立てて
敷いたレールの空へ飛び立て
275.満開の桜の表面張力を
夜が静かに見守っている
素乾 品
274.春磯風縁者の減ったオレフ島
フェリー乗り場はそこと囁く
🌸 4/21(木)6人 14 首
springs
273.医療用かつらを母に買う父を見ている
ゲーセンうるさいうるさい
272.花曇 すこし大人になったから
シャッフル再生とばさずに聴く
271.特注の計算用紙とボールペン
君はコーヒー冷ますのが好き
野乃
270.「九州の人らの服は暗いねん」
母の仕事着萌葱の上着
しち
269.なにもない日々のなんにもない時間
それでも隣にあなたがいれば
268.ももいろの花を飾って待ちわびる
花とおなじ色した季節を
267.目に映る花は満開なのに
なぜ私は固い蕾のままで
akkiy☆
266.ポゴシプタ思わず口にする言葉
春到来のサインだね
菊池洋勝
265.日勤が夜勤に代る夕刻の
ナースステーションウインクしたる
264.多目的トイレで済ます口淫の
三分間のサンプル動画
263.コーラのペットボトルロケット飛ばす
実験の成功を伝へる
262.名も知らぬ太陽目掛け咲く花に
自分を重ね咲き誇れ我
261.愛おしい膨らむ腹も横顔も
流れる時間このままであれ
260.昼下がりウトウトすると愛犬が
寄り添い手と手このままでいて
🌸 4/20(水)7人 15 首
霧原めい[要出典]
259.知るものは居らずも枝葉宙を這い
散る隔たりの空すら言葉
石元みとん
258.眠れぬ夜よあれもこれもと詰め込んだ
プレイリストに春が咲く
257.腰痛を忘れおどけて
初孫の笑顔をゲット明日はもっと
256.パンツ姿で倒れた主人
入院の確認書類に「持ち物下着1」
祐希
255.風うらら芝に寝ころび雲を追う
今夜のおかずなににしようかな
254.陽の沈む刹那広がる紅に
泣きたい気持ち吐き出してみる
253.賑わいのあとで遅れてくる美人
八重桜咲く里の土手道
りりかる
252. チグリシアの密かなるさけび摘みとりし
花の願いを識る春の宵
ひろ生
251.春雷の軒に丸まる黒カラス
黒い瞳に思慮深き宇宙
250.ワンルーム春光満ちて目覚めれば
壁に浮き立つ釘の影かな
249.散る桜ベンチに貼れる花びらの
空にかざせば雨上がりかな
248.つつましい老いの食卓そのなかで
きみの好物まんなかにある
247.ひとはみな明るいほうへ向くものよ
空と風をつかまえに行く
246.ひとがみな偉く見えるとたれか言い
ああこの歳で吾も頷き
ともきち
245.メロンパンドーナツハムマヨファミマ・ザ・カレー
ひと通り見て今日もチョコクロ
🌸 4/19(火)2人 4首
香田ちり
244.うららかに警戒心を脱ぎ捨てた
リクガメの背に陽射しをそっと
243.夕飯はカレーと知ったリクガメに
見向きもされぬたんぽぽの花
242.春の昼リクガメの手がちょいちょいと
優しくなでるジーパンの裾
241.月照らす ものは違えど 惑星に
フツフツ燃える ワクワクの火よ
🌸 4/18(月)3人 8首
スエット02
240.山間の スロープカーが 上りゆく
春の景色を 朗らかに浴び
239.モノクロの懐かしき日々歩ければ
遠い約束思い出す哉
mayu.k
238.新幹線乗ってる間に追い越した
天気は君と繋がっている
237.君ならば褒めてくれると春色の
ブラウス揺らす待ち合わせまで
236.はじめては僕がいいけどだんだんと
俺に変わってゆく面映さ
あぷりこっと
235.正しさや愛や勇気に迷う朝
戦火の街にミモザ咲く見ゆ
234.風に揺れ碧のそよぎに身を任す
山の笑いの只中の吾
233.採りたてのほうれん草の瑞々し
塩たっぷりに茹でて青々
🌸 4/17(日)6人 12首
ゆり葉
232.愛したい生きていたいと花手水
藍青紫黄桃白ひかり
青空短歌日記_砂丘
231.ランドセル振り向き揺れる葱坊主
一年子らのひよこの歩み
230.爪先で「あのね」と小声耳寄せて
イチゴをそっとカートに迎え
広葉
229.また来ると見送る背中偲びつつ
我が子の伸びし狐の牡丹
228.旬のもの作りたらむと花冷えの
時を忘るる団らんの味
PJ
227.後ろ手に桜の花が窓に咲く
あなたを見つめ背負う春の日
226.メロディがこぼれ落ちるひらひらと
君への想いも目からこぼれて
225.恋をして初めて知ったまぶしさと
君の名を呼ぶ夏の木漏れ日
Hyama_switch
224.瞼焼け 進めぬ未知ぞ 黒き春
されど詰まんは 再起の蕾
江村恵子
223.「人生の扉」を聞いて涙する
「桜」を見るもあと何回か
222.谷川の雪解け水と満開の
桜愛でつつ繋ぐ手愛し
221.旅立ちを涙で見送り応援す
母の思いは何処も同じ
🌸 4/16(土)9人 21首
南・奥河内から情報発信🎵
220.大宇宙弘法呼び寄せ七つ星
長野の春に秘仏公開
ヒスイ
219.いつのまに私を置いてバス行けり
傘振り歩く虹をくぐりて
はみんぐばーど
218.石畳動く影絵に足を止め
見上げる枝に囀る小鳥
217.自由得てポニーテイルの揺れる春
伸びたい背中に重たいリュック
216.人間よりも数多の春を知る桜樹
撫でて目覚めを誘うそよ風
夜音友
215.ハゲ隠し短くなりし丸刈りの
手触り今は焼野のごとし
214.高一の春のパーマの原因よ
ソリ入れ茶髪寿命ちぢめる
213.松山の千春のセリフあの時の
パーマが悪い俺にも染みる
うた
212.少しずつ薄れる面影あと少し
優しい風が髪撫でる夜
211.君の目が僕を通してやつを見る
いつかその目に僕を映して
210.ぽつぽつと降り出す雨と君の声
思いもよらぬ君の奥底
くーや。
209.言の葉を重ねて編んで繋ぎたい
もらった気持ち感謝をこめて
208.きらきらと光る水面をゆく二羽の
羽を広げていざ旅立たん
207.心地よく頬なでる風花ゆらし
蝶とたわむれ春を喜ぶ
チズ
206.背を丸めバスはまだかと首伸ばす
老女は優しかたつむりかな
205.手の中に大切なもの包むよう
白木蓮のつかの間の春
204.くるくると巻貝のよう君の耳
じっと見つめて餌食になるよ
月子
203.春だよとつくしタンポポ効く苦味
大人味
202.花芽とか若芽とかより薄目なの
君の目が
201.鶯が朝だよってね手招きをする
春色の空
The man's graveyard
200.外套の男の⼤きな嚔呪詛
怨嗟の視線浴びる午後六時半
🌸 4/15(金)2人 6首
199.人の目に明かに見えぬ妖精は
例えて言えばそう桜花
198.妖精と獣は森に人は里に
離れていても共に暮らさん
197.無造作に花冠を頭髪に載せ
野原に立つ女神木花之佐久夜毘売
如月桃子
196.「え?」ではなく「ん?」と訊き返すキミが好き
わざと小声で話したりして
195.いつか見た水仙の絵は何処にもなく
ワーズワースの詩集の中に
194.冴えなかった旧友たちの飛躍知り
虎になってしまいそうな夜
🌸 4/14(木)4人 11首
193.春雷に散りし桜のひとひらは
睫毛の先で光る愛です
192.青空はめきめき伸びし梅の枝に
絡め取られてしまいそうです
191.友だちの歌うくるりがあたたかく
春を知らせてくれたのでした
春野 惠
190.恋猫の鳴きつすす夜の夢に会う
君の背は悲しかりけり
189.都合よき記憶を反芻しておりぬ
夕暮どきの春の海です
188.桜花さざめきあいて散りゆくを
逆髪たてて見るほかはなし
187.いらっしゃい「こびと部」入る?さぁどうぞ
サクラ吹雪が祝いの印
186.恋しくて「さくら」フォルダを開け見れば
京の世界へ瞬間トリップ
185.花びらの薄さに思う恋ごころ
ひと風吹けばあとかたもなし
白河夜(night)
184.跪き指輪を添えた青い薔薇
願いを込めて君に差し出す
183.桜咲花の重みに首もたれ
水面に映る花の絨毯
🌸 4/13(水)1人 2首
ぶんたろう3
182.日の射して 広口瓶をゆすぐとき
のぼった泡の細かいことは
181.路地裏を過ぎる誰かの足音が
うつろに響く木蓮の午後
🌸 4/12(火)1人 3首
180.遠距離を重ねた時間は嘘じゃない
桜吹雪に心散らして
179.葉桜を見上げていると思い出す
美味しかったなあの桜餅
178.すれちがう香りの記憶追いかけて
少し嬉しく少し切なく
🌸 4/11(月)4人 11首
二ノ旬
177.校庭に初めましての人走り
『もう五年生』風吹き湧いて
176.学校で何時に起きた?皆聞きて
七時半言う目が飛び出そう
175.虹を見ゆ色とりどりなカラーだね
絵であろうが架け橋となりて
丸家れい
174.季の音に想いを馳せて幾星霜
愛しきひとと邂逅の時
173.海神の悠久なる揺籃歌
天に響きて眠る朧月
杜埜 玖
172.エイリアンひそむ筍対峙して
蠢く紫ザクリと落とす
171.蘚苔に ことり 一輪桜落つ
揺れる枝には盗人の影
170.時知りて風に追われぬうちに逝く
ひとひらの描く軌跡やはらかに
夕凪遥
169.大黒摩季を地でいったあなたと彼女
らららと追い越す
168.90%拒んだ初スマホ手に
カスタマイズ満喫200%
167.合格の文字人生に刻んだ日
冬の星座が春に代わった
🌸 4/10(日)4人 9首
166.黄昏がやってくるとねじれてしまう
先におしまいにしないでね
165.詩集にポストイット貼って揺れている
真夜中の栞もほしいけど
164.前触れもなくちぎれる雲を眺めてる
どこかで誰かが名を呼ぶ声
Roger Bacon V
163.校門を濳る君の背春風が
そっと押すよに吾が手を翳す
162.歌詠まん髪掻き毟る寅の刻
推すか敲くか韓愈は何處
161.窓開けて春の息吹を吸い込めば
のそりと起きて吾も啓蟄
鮎太
160.追伸に君が好きだと思い込め
返事は聞かず卒業の時
159.マスク取る素顔の君は美しく
ほっぺはまるでタピオカみたい
岸田つかさ
158.過去を悔いどうせ先にも幸ないと
憂う暇ない春はすぐそこ
🌸 4/9(土)2人 4首
157.春王子あいに来ぬならあいに行く
ラブレター手に自転車乗って
156.春の空あなた想うのもうやめて
取り戻したい私らしさを
155.青かった私の心を色づけて
ピンクに染めたあなたの隣
154.上弦の弓を張る月春の宵
言葉射抜いて空を駆けゆく
🌸 4/7(木)3人 8首
惠
153.立ち止まる優しい香り振り向けば
ミモザの花が夜空に映える
152.スギナの子隣に並ぶつくしんぼ
優しい日差し春の温もり
151.引っ付くぞ今がチャンスふんばって
新しい地で仲間を増やせ
マユミ
150.週末の行きたき場所をLINEにて
夫に送ろう 桜が見たい
149.つかの間の消えゆく桜に春を知る
車窓眩しき通勤特急
みゆ
148.あなたとは出逢っていたの遥か前
再び愛は紡がれてゆく
147.目の前の道突き進む茨道
あの約束を信じ続けて
146.君からの連絡あると嬉しくて
スマホ眺めてにやつく私
🌸 4/6(水)1人 3首
moe
145.寂しがりの小鉄の匂い
日の匂い枯れ草つけてまた陽の匂い
144.旅立ちの汽車に乗りこむきみの背に
どうか元気で滲む空かな
143.桜咲き見上げればほら頬染めて
ふわり空気の笑みて通らん
🌸 4/5(火)5人 11首
マスター・ハゲ
142.臭いきみ 野原ひろしの くつしたか
蒸散さらに 嗅ぐ草いきれ
141.寝て起きて学びを得ては道ゆくも
満ちを覚えて消えゆく支度
140.生きてなく星のものにて生かされて
役をおりれば宇宙にのこりて
タコみち
139.Twitter ふと目に入る友の顔
春の陽気と noteの短歌
蒼流 円
138.凍らせし本音はやうやく水となり
零れたがりて頬すべりゆく
137.風光る卯月の空の陽をあびて
うららに揺れる菜の花一つ
136.詠み給え君が詩歌は翼なり
追風に乗りて彼方まで飛べ
ながおか
135.滔々とか轟々とかの全行程
君に浮かんで海へと向かう
葵花
134.明日から暖かくてももう枝は
花を忘れてしまうだろうか
133.自販機にあったか~いがまだ残る街で
立ち止まるひとのいない雨
132.わたしにはわたしのかなしみがあることを、
桜流しを伝える予報士
🌸 4/4(月)1人 3首
めろ
131.レトリック重ねて紡ぐ美辞麗句
褪せた創作あなた節無く
130.如何許りスプートニクのスタッフの
ライカかかえるうでの重さは
129.「そうですね」相槌ばかり上手くなり
仮面が増ふえて自分は消えて
🌸 4/3(日)3人 6首
ミンチョン
128.サクラ咲く電車とともに撮影会
来年こそはライトアップを
127.緊張にまぶしいスーツの入社式
祝辞の言葉想いをのせて
これでも母
126.春の海「広くて怖い」吾子が泣き
懐かしき音宇宙へとけゆく
たまごまる
125.幸せの卵咲く街に届く記事
愛を感じて嬉しくて泣く
124.春一番入口叩くドンドット
四人の友と祝宴開始
123.桜降る深夜三時の地区公園
多勢で呑めど君しか見えぬ
🌸 4/2(土)2人 6首
122.足るを知る?知ってたまるか道をゆけ
享楽耽りて散るは本望
121.零れ落つ砂つき林檎をひとかじり
人の幸せ味わう幸せ
120.花見酒変わらぬ日々を噛みしめて
ふやけた脳とともに生きるの
うみのちえ
119.平和維持のため戦争やむを得ず
舌のザラつく言葉過ぎゆく
118.武器を持て徹底抗戦どこまでも
指導者言えり百年前も
117.爆撃の閃光廃墟叫ぶ民
映像見つつ夕餉の日常
🌸 4/1(金)1人 1首
xu
116.会いたいよその一言で輪廻する
九つの命か宇宙の摂理か
🌸 3/31(木)6人 15首
115.宇宙船ロケットアンカー引き抜いて
翔べよ自由に終わりなき旅
114.明鏡の水面に浮かぶわが小舟
空の一部か海の一部か
113.惜別の間際にLINE交換す
もっと早くにやりたかったよ
PISTAING
112.好む道進み出すとき訪れる
嫌好二分化取捨選択
111.さくら呼ぶかぜ来る先に夏よこい
瞳と絆あつい宣
そら
110.暁を覚えず眠る春の日よ
瞼に映る星の歌声
109.「サヨナラはいつも遅れてやって来る」
君の言葉をいま思い出す
108.「いいかも!」と軽い気持ちでデートして
「この人こそは」と思い込んでた
てまり*🚀🌎
107.乾田の喉を潤す春の水
ごくりごくりと音のするごと
106.春の暮母の着物を形見分く
色とりどりの衣の波間に
105.をみなごの素足まばゆし踏青の
春の息吹を直に聴くらむ
トシちゃん🌈
104.桜花渡りて散らす赤鷽に
幸多かれと送る愛しみ
☆ゆず☆
103.クリームに赤いイチゴのハート型
フルーツサンド朝頬張りて
102.ワクチンの3回目接種興奮し
眠れぬ夜にサンドウィッチ
101.春の朝フルーツサンド作りつつ
天気予報に一喜一憂す
🌸 3/30(水)6人 16首
chiyo
100.目の前で四回転の大技を
オオシマ桜くるり舞う
99. サクラ道薄桃色の誘惑に
吸い込まれるは駐車場
蟹沢ちゃむ
98. ドラえもん映画みて君と涙した
味すら染みた煮卵食べるふたりで
97. のらねこに語りかけている君の
「かわいいね」の声ねこと取り合う
96. 明け方の消えゆく星に触れるよう
苺を洗う君の手つきは
95. 湧き上がる不安や敵にする勿れ
友と思へば力湧くなり
94. 助けられ名を伺えど名乗らずに
去りゆく人の後ろ姿よ
93. 里さんへ返歌をしたら楽しくて
世界広がり絆深まる
92. いくつもの春を見送り夏巡り
不在の友の今日は命日
91. 想い出の会えない君の第二ボタン
振りかぶって川へと投げた
90. 打ち明けた君への想い置き去りに
逃げ出す道に花のただ散る
89. 花吹雪進むみちみちしきしめて
前途明るくまえを向く春
88. これからはもう待たないの桜舞う
わたしとあなたそれぞれのみち
87. 立ち止まる思い悩んでうつむいた
はげます落花もう一歩だけ
みきとも
86. 駆け足で息せき切ったあのころに
忘れがたくも惜別の朝
85. ときはゆき背中の季節も惜しみつつ
眦上げてあゆむ日は春
🌸 3/29(火)8人 20首
雪華
84. 願い伏せ想いを姫てひたすらに
枝垂れ桜はあなたの幸を
83. 花いかだ右へ左へゆれうごき
浮きつ沈みつ消えてゆく戀
82. 肩先を一陣の風追い越して
花片転がる薄墨桜
なおみ
81. 春の宵夢であったらよいのにと
祈る気持ちに揺れる三日月
80. ガラス越しやさしく揺れる春の影
キミのココロに届けたいもの
79. sparkle桜ほころぶ中目黒
曇り空にもゆかしき風雅
おまえ
78. 捻り出せ数に決まりのある中で
最後の一首意地にかけても!
77. 俺のこと? 彼女の曲の歌詞にある
『少し煙草の吸いすぎですね!』
76. 若き日に心寄せたる人の名を
訃報の欄に見たる真夏日
SHIGE姐さん(守屋SHIGE美)
75. もう二度と会えない君を見送ろう
散る花吹雪降るなごり雪
74. 踏みしめる亡骸淡く重なって
この花びらは我の涙か
73. 桜散り吾のくちびるに触れるきみ
別れ言葉を探すまなざし
rira
72. 何しても君のことばかり考える
一途なわたし、もうここにはいない。
71. 告げるはずじゃなかった花に触れ
嘘も本当もコーヒーに溶かして
70. 青空に一本道が伸びていた
駆けていこうか君の住む街
ジランケン
69. ぽてぽてとやって来るのをじっと待つ
子犬的には全力疾走
はるな
68. 過ぎ去った思い出集めて人生の
差し色にして描いていければ
67. 日常に埋め尽くされるその前に
あの場所へ行く面影探しに
66. 交わされた約束のため花びらを
淡く色付け静かに佇む
しろくまきりん
65. 道すがらあなたの香り追いかけて
見つけた姿小走りになる
🌸 3/28(月)10人 21首
64. 庭先に忘れ去られたほおずきの
摘んだ主を見舞う春の日
夢遊庵一楽
63. 和歌短歌 狂歌戯れ歌 都々逸も
俳句川柳 自由律まで
camyu
62. 君といる時間が余りに心地良く
感じる春眠猫になりたい
61. 桜よりサクランボのが良いと咲う
娘と歩くいつもの公園
60. イヤフォンを2つに分けて君と聴く
スピッツの歌う『春の歌』が好き
タヌキ寝入りパンダ(タヌパン)
59. 木漏れ日に乾杯響く酒の会
桜が咲いた桜が咲いた
58. 物干しに風に吹かれてどてら揺る
桜咲きたし努力の背中
57. 朝早く花見席取り君となら
苦にもならない花咲く時間
鹿田草太
56. 暁を覚えぬ春に輪をかけて
花粉に現も夢もわからん
中岡 はじめ
55. 寝乱れて愛欲の花開く夜
時を忘れてもの狂おしき
54. 悦楽に耽る褥や花朧
愛しき人の背に立てる爪
53. 花篝閨に散りゆく処女かな
未知の歓喜に身を震わせて
白
52. 春の宵消えぬ恋なら何度でも
言おうじゃないか叫ぼうじゃないか
51. 理不尽に青い正義を突きつけて
二十歳の僕を雲雀が笑う
50. 頬よせる君と桜のちる空と
部屋にミスチル満ちていたころ
吟遊詩人K.
49. 走り出せ賢い台詞はいらないよ
横顔よりも背中をみせて
48. 三日月に仲間と夢を語らった
次の朝には次の夢見る
47. 少年は藍より出でて藍よりも
蒼き青春戸惑いながら
らんぷ
46. 春の日に友とお茶して語り合う
どうなるんやろうちらの老後
45. 春来たり桜咲いても花見なし
コロナ禍ゆえの蔓防対策
KOMA
44. 誕生日聞かれあの娘は口つむる
僕だけが知る七月六日
🌸 3/27(日)9人 25首
西野圭果
43. 最上川列車流るる水鏡
光のあぶく運ばれゆきぬ
42. やわ風のまにまに溶けて雪の果
障子の白く光り染みゆく
41. 白梅のゆらら筏かつくばいに
光のどかに散るを惜しまぬ
よしだみゆ
40. 春来ると記憶に在りし友人の
現在は会えねど風の知らせる
39. うららかな春眠覚えし仕事中
コーヒー飲むも夜更かし祟り
38. 全国の春の選抜戦いし
勝つも負けるも清々し涙
守屋聡史
37. 優しさは宇宙まるごと包み込む
君の祈りがひたむきな時
36. 宇宙でも心の灯ともるはず
その輝きは星に負けない
35. 桜咲くこの春空の向こうには
宇宙に続く青が広がる
春 と共に🌸
34. まっすぐに僕を見つめる向日葵よ
君こそ僕のああ太陽だ
33. 君がためコブザ爪弾きうた歌う
今この時もそして明日も
32. 西の空くれない色にたそがれて
畦道ゆけば夕化粧咲く
千葉貴史
31. 汝の禍遅延の泪駅無しか
臆す僮や夜逃げ暁
30. 骨の風過ろう縁束ね髪
君なる榊黒船鎮守
29. 純潔のあざみ恋しき野菊折る
沫を凌ぐ季卍に甘んじ
友音
28. 夢列車乗る時の君輝かし
初いの心は桜花爛漫
27. 式終えた桜の前のフォトグラフ
笑顔の始め希望が灯り
26. 再会の友の声にて励まされ
春の匂いぞ尚芳し
25. 季節不問で咲き乱れている憂鬱は
空気中の水分で育つ、勝手に
24. スマートフォンの明るさ感情と比例せず
春爛漫の絶望的な絶望
23. 仕方ない愛してるから仕方ない
春を売りつつキミを飼ってる
Blue hand
22. 舞う風に足を止めつつ空見れば
陽の光も近くなりつつ
21. おなじそらおんなじ時を生きている
たしかなことはそばにいること
20. 一人とは独りじゃないよ春の夜
スマホの向こう君がいるから
19. 彼方より地上に降りしく光かな
昼の空には見えぬ春星
🌸 3/26(土)4人 12首
18. 人民よおまえらホントしぶといわ
こんなときでもうるさくいきる
17. 0コロナいつまでやるの都市封鎖
庭の桜が咲いて散る春
16. まだ隔離いつまで隔離でも隔離
食べて生きねば明日はない春
15. 葉山吹歩幅合わせて歩く路
「誇ろう」肩をそっと押す花
14. 春の宵輝き願いメロディに
交わす目線を抱きしめピアノ
13. 午前5時生の始まり息を吸い
窓辺に寄れば鶯初音
宇宙かっちー。
12. 考えがころころ変わるころころと
言った先からもう変わってる
11. 多様性わけ知りに説く評論家
われの多様を受け入れてくれ
10. 林檎にもAdoにもなれぬわれなれど
組織の中で染まずただよう
はやしっぷ♡
9. たくさんの思い出つづるその手帳
三角屋根の花のお家
8. いつだって挑戦するわスキップで
再スタートはいつもそこから
7. 波を吹くそよ風映る月の影
旅のおともにそらみみ乗せて
🌸 3/25(金)2人 6首
6. クセのあるシフォンショートの上に乗る
桜花を見つめ謳歌する春
5. 風に舞う桜が白く光るのは
中心にいる君のせいだね
4. 春風に震える君に触れたとき
季節外れの夏を感じた
3. 春の月もし問ふならば美しさ
かがよへばわが目ようたがふな
2. ミステリー漫画読み切る春の夜
深く覚ゆる月あらはかも
1. 自転車を漕ぎて近づく夕空の
春の月見てよき道や漕ぐ
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