「少なくとも…」ライターが気をつけないといけないこととは
アゼルバイジャンで開催された国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP29)。その会議で延長戦の末に合意された内容が実に面白い。
温暖化対策で先進国から発展途上国向けに拠出する「気候資金」について、2035年までに少なくとも年3000億ドル(約46兆4000億円)に増やすことで合意した。
ちなみに、「気候資金」とは、途上国で地球温暖化対策を進めるための資金のこと。COP15で合意されて、その目標が「2025年までに年1000億ドル(約15兆5000億円)」だった。
今回の会議ではまず、議長国のアゼルバイジャンが「先進国から年2500億ドルで」を草案として提示すると、途上国が「低すぎる」と。その後に先進国が「じゃあ、年3000億ドル!」と増額を提案しても、一部の途上国が反発。その結局、年3000億ドルの前に「少なくとも」の文言をつけることで決着したとのこと。
「少なくとも」。このひとことで合意に達した。
普段ライターとして文章を書く者として、読者に読み切って頂くために、内容を考慮することは大切だ。PREP法を用いたり、確証がある情報源を参考にしたりなど。
言葉ひとつひとつの使い方も要注意だ。今回の決定打「少なくとも」といった副詞などの修飾子のつけかたで、文章全体の意味が変わったりもする。
しかし、「少なくとも」、誤字脱字や言葉の使い方に誤りがないように気をつけたいものである。せっかくの文章が台無しになってしまう。
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