フィルムカメラで蘇る思い出たち
私は何気なくフィルムカメラを買っていた。
一人で新宿御苑に行こうと思って、そういえばフィルムカメラ買ってあったなと思い出した。
フィルムカメラを持っていくことにした。
その日は10月だったから金木犀が咲いていた。
あてもなくずっーと新宿御苑を歩いた。
実は失恋したばかりで、とにかく歩いていた。
写真も無心に撮っていた気がする。
別日、10月に二子玉川の花火の日も写真撮った。
花火は友達と行った。この日も色々ずっと悩んでた。恋の悩みや仕事の悩み。転職したけど違和感があること等。
悩みが苦しくて、お風呂入ったり、自炊に時間をかけたり、色々模索した日々を送ってた。
また別日。この日は朝に散歩した。年が明けて2月だった。
この日も悩んでて、仕事も恋もなにもかもあんまりだと思っていた。
歩くと少し楽になるから、私は悩むとよく散歩する。少しだけ気分が楽になるから散歩はおすすめ。
そして3月。
在宅勤務の前に家の近くで猫の鳴き声を聞くのが日課だから、いつもどおりニャーニャーって聞こえて、暖かくなったし、猫はどんな姿なのかな?と思って窓を開けてみた。
目が合った。
急いでフィルムカメラを取って写真を撮った。
朝なんとなく嬉しくなった。
そして今日。この半年の思い出の27枚を見返した。
フィルムカメラって暖かくてすごくいいな。
フィルムカメラまた買いたい。次は誰かにプレゼントしたいし、自分の旅行にも持って行きたい。
苦しい苦い思い出、日常の何気ない日々、ちょっと嬉しかった記憶。
すべていつか良い思い出になるといいな、と思って写真を眺めてる。
明日も良い一日になるといいな。
おやすみなさい。