医療崩壊寸前の日本 -4分学べる記事💉-
-病床の逼迫🏥-
12月29日現在、東京都では検査で陽性となった高齢者が、「1日70人以上」入院できない状態にある事が明らかになっています。
27日時点で病床が「97%」にまで上り、もはや「医療崩壊」していると言わざるを得ないのです。
私たちができる事は、「感染予防を徹底」し「ワクチンを接種」するまで耐え忍ぶ事に限られると思います。また私のように「情報発信」するのも良いでしょう。
加えて、コロナ患者を受け入れる「病院」や「医師」、「看護師」など医療従事者の待遇を厚くし、協力体制を築かなければなりません。
イギリスのとある医師は「200日以上連続出勤」しており、「なぜ私が倒れていないのか分からない」と実際に供述しています。日本も同様の環境下です。
私たちは普段、余程の事が無い限り「医療現場」を目にする事はありません。感染し、現場を目にして初めて医療崩壊の現状を目の当たりにするのです。
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-医療崩壊した介護施設🌡-
以下の記事では、今年の7月に起きた「介護老人保健施設での集団感染」について書かれています。
多くの高齢者を抱える介護施設で、職員含む多くの感染者が発生したものの十分な医療を受けられず、派遣された看護師も「1人だけ」。
介護施設のように医療の管理体制が難しい場所では、簡単に医療崩壊が起きてしまうのです。上記の記事では、実際の「現場の声」がまとめられています。是非読んで下さい。
現在では、厚生労働省が派遣した医師によって現場は回復しています。
しかし二度同じ事を繰り返さない為には、「人材確保」「テクノロジーの応用」「医師会・大学・他の介護施設との協力体制」が必要となってきます。
-なぜ「病床数世界一」の日本が、医療崩壊に直面しているのか?🖋-
感染者数、重傷者数、死者数が日本より圧倒的に多い欧米で「医療崩壊」が起きていない一方で、なぜ世界一の病床数を誇る日本では、崩壊寸前なのか不思議ですよね。
以下その理由を幾つか挙げたいと思います。
_1.「病院が沢山ある=医療が充実している」わけではない
日本は病院こそ沢山あるけれども、「地域の医師や看護師」といった医療従事者の数が足りていません。結果として、一つの病院の脆弱性が高まり「医療崩壊」に繋がりやすいのです。
要するに「一つの病院に対し医療従事者が不足しており、緊急時に対応しづらい環境下」にあるのです。
_2.専門医の不足
単なる人手不足ならまだしも、「専門医」の不足は更に深刻な問題を引き起こします。ECOMなどの専門機器が充実していても、それを扱える医師が居なければ意味をなし得ません。
先述した増え過ぎた病院に対し、「各地に専門医が分散」してしまっているのも問題です。必要な医療現場に必要な人材を集めるのが困難になってしまいますから。
要するに「病院の数は世界一なのに、医師の数が圧倒的に不足している」のが問題点として挙げられます。
_3.病院に行くハードルが低過ぎる
なぜ日本にこれ程までに、病院の数が多いのか。それは「どこに行っても公共サービスを受けられる」といった日本の制度と関係があります。
私たちは軽症でも、大病院を含めどこでも受診する事ができます。病院を利用する「ハードル」が低過ぎるのです。
アメリカでは「自己負担率」が高く、イギリスやカナダでは「予約制の掛かりつけの医師の紹介が必要」など、他国では病院に行く「ハードル」が非常に高いです。
このハードルの低さも必要以上に「逼迫」させられている原因でもあります。
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-まとめ🖋-
クリスマスやお正月を迎え、より一層寒くなるこの時期。感染拡大を抑える為には政府と国民、または医師会が「互いの感情論」をぶつけ合うのではなく、「データ」に基づいた現実的な対応が必要です。
「責任を問い正す」のではなく、医療現場が抱える根本的な問題を見据えて対応するべきなのです。
その為にもこれらの問題を他人事として扱うのではなく、読者の皆様も「積極的に情報収集」し、「自身の考え」で判断できるようになると素晴らしいですね。
以上ここまでお読み下さった皆様、ありがとうございました。
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🌟オススメ文献
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🗒自己紹介記事
📚Note
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・BGM House
・Yukkuri House
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🌟参考文献
・https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200715/k10012516461000.html(NHK)
・https://newspicks.com/news/5071944(NewsPicks)
・https://this.kiji.is/716317870421852160?c=113147194022725109(FNN)
・https://diamond.jp/articles/-/258104?page=2(DIAMONDonline)
記事を読んで下さっているあなたがより良い人生を歩めるよう、有益な情報を発信していきます。今後ともよろしくお願いします。🌟