2012年9月 ⑧「土星の輪」
Let go of the idea that things have to be done the certain way.
Let go of the idea who you think you need to be.
Let go of that all the ideas of beliefs do not work for you.
Let go of the things they are not yours. You do not need to carry them around.
Let go, Let go, Let go . . .
移動している時というのは、空間を超えていることであって、ある意味でそれは「死」のようなものかもしれない。一人の世界。次に向かうべきどこかへ向けて進んでいる。
一度魂になると、生まれ変わる前に前世の記憶をすべて消されてしまうという。これまでに誰と出会って、自分が誰の子で、家族は誰で、など。リセットだ。
『宇宙戦艦ヤマト』のトリップの時のように、「死」から次のステージへ移動している。流れに乗っているようなものかも。空港の税関にあるX-RAY検査のように、レーザーを当てられて、敷居をまたぐとぜんぶ記憶が消える。
みんながみんな同じことを経て今この世の中にいる。太陽の周りを回る惑星のように、何かの原理でここに存在し続けている。何らかの役割を果たしながら。それはやっぱり、太陽という核の存在を守る、みたいな点と何か関係しているのかな。この世に存在している生き物はみんな太陽と月と一緒に生きている。
人間として二度と生まれ変わることがなくなるということ。
エナジーの薄い板が平たく横へ横へとすべり動いて行く土星の輪のよう。外側ほど若く、内側ほど年季が入って強くしっかりとした質になっていく。人間も同じで、成長し進化し続けると、ゆくゆくは惑星と同化したりして。学ぶことは何もなくなると、また輪の始まりに戻っての旅路はなくて、つまりは人間としての時間を過ごすことがなくなる。いわゆる「魂」と呼ばれるものなって、太陽へと向かって行く。
わたしたち人間が生きている間に発するこのエナジーは、もしかすると太陽に納めているものなのかもしれない。自家発電装置のような存在で。
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