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敢えて情報を絞って伝える

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こんにちは、にょびたです。

お久しぶりの投稿になってしまいましたね。

なぜ、こんなに投稿が開いてしまったのかというと、

おそらく新型コロナだと思うのですが、大晦日に38度を超す発熱が5日間程あって、そこから2,3週間にわたって体のだるさが取れませんでした。

その間に味覚の異常があったので、「コロナかもしれないな?」と思っていたのですが、その後、2月の始めにまた同じような、38度を超える発熱に見舞われました。

1月の発熱で体力が落ちていたのにも関わらず、その回復途中に更に発熱したため、体力のみならずメンタルもボロボロになってしまい、何もする気力が起きなかったのです。

今年は2月から暖かくなったり、寒くなったりと寒暖差が激しかったので、知らず知らずのうちに体力が削られていたのかも知れませんね。

皆様も体調に気をつけてくださいね。

38℃超えの発熱2連発は本当にしんどかったです。


さて、

何か言いたい事や伝えたい事がある時に、読み手や聞き手に言いたいことが伝わらない原因の一つに「情報量が多すぎる」ということがよくあります。

特に、あれやこれやと言いたいことがあればある人ほど、この罠に陥ってしまうのです。

なぜなら、自分が言いたいことは、その全ての内容を理解してもらってこそ自分の言いたい事になるからです。

その一部を理解してもらっただけでは、本当には言いたいことを理解してくれたとは言えないからです。

しかしながら、一度に多くの情報を提供しても、残念ながら聞き手や読み手が受け取れる情報量は1つか2つ、みたいな感じになります。

つまり、人間の脳が記憶できる情報のキャパは思っているより少ないという事です。

そこで、自分の言いたい事をよく理解してもらうために、一度に提供する情報の量を敢えて少なく絞って、読み手や聞き手が理解しやすい情報量にする必要があるのです。

ということで、

この記事を読めば、あなたは情報発信する時に敢えて情報を絞ることの大切さを理解しすることができるようになるでしょう。


思いつくままメルマガを書いた結果・・・

以前、知り合いがパソコンが苦手でメルマガの設定がわからないというので、メルマガの発行をお手伝いしていた時期があるのですが、その文章を読んでみると、「一体何が言いたいのかな?」という文章を書いていたことがありました。

「この、わかりにくさの原因は何だろうか?」

と不思議に思ったので、何回もその文章を読んで原因を探ったところ、あることに気がつきました。

それは、

「一つのメルマガに言いたい事が3つ入っていた」

ということでした。

しかも、文章を書いた知り合いは、思いつくまま文章を執筆したので、3つの言いたい事が混ざり合ったような文章で、いつの間にか話題が変わっているのです。

これでは、読者は文章の内容を理解するのは、難解極まりないなと思ったので、言いたい事をしっかりと分けて書くようにアドバイスしました。


話が上手な人

誰しも一度は「この人の話はわかりやすいな〜」という人に出会ったことがあると思います。

特に何かを説明される場面で、話がわかりやすい人なら、すんなりと内容が頭に入っていくのに、話が分かりにくい人の話は混乱するばかりで、話の内容を理解するのに一苦労します。

このような、話の上手・下手は一体何が違うのでしょうか?

一番違うのは、「話の要点をわかりやすく話す」能力の違いだと私は思います。言い換えれば、聞き手に「必要十分な情報しか提供しない」ということでもあります。

つまり、話の下手な人は必要のない情報が多いので、聞き手が話を聞きながら、提供された情報が「話に関係のない情報かどうか?」を常に判断しながら、脳内で話を再構築しなければいけないので、途中で話についていけなくなり、その結果、話を聞くことをやめてしまうのです。

もちろん話をする時に、全ての情報がメインの話と関係がないとダメだと言っているわけではありません。

例えば、時間の長い講義やセミナーなどで、特に真面目な堅い話をする時には、聞き手に力が入りっぱなしになるので、途中で脳が疲労します。

そのため、適切な時に全く関係のない「雑談」を入れて、聞き手の脳を休ませるといったことは無駄ではなく、逆に必要だったりするからです。

しかし、一般的には不必要な情報が多くなればなるほど、メインの主張がボヤけて、わかりにくくなるのは、あなたも経験的に理解できると思います。


敢えて情報を絞る

先ほどの「話の上手な人」のような極端な例でなくとも、単純に話の情報量が多くなれば、言いたい主張が伝わりにくくなったり、聞き手の記憶に残りにくくなったり、話を理解するのが大変になったりします。

それが、必要な情報だけで構成された話だとしてもです。

なぜなら、人が話を見聞きする時には、感情的に高まった「ピーク」の部分と、話のクライマックスである「エンド」の部分が印象に残りやすいという「ピークエンドの法則」があるからです。

逆に言えば、「ピーク」と「エンド」の部分以外はボヤッとした記憶としてしか脳に残らないのです。

この「ピークエンドの法則」については下記の記事でご紹介していますので、一度お読みください。

そこで、自分の言いたい事を伝えやすくするために、「敢えて情報を絞る」ということを、私はオススメします。

例えば、10個の伝えたい主張があり、それをセミナーで伝えたいとします。

すると、一日のセミナーで10個の主張を全て受講者に伝えるよりも、10回のセミナーに渡って少しずつ情報を提供する方が、受講者へ言いたい主張は伝わりやすいのです。

もちろん、時間の都合などで1回のセミナーで全て伝えなければいけない場合もあると思いますが、その場合は受講者へ資料を配ったり、セミナー風景を録画して後にセミナー動画を配ったりと、後で受講者が復習できるものを提供する必要があります。

つまり結局は、セミナーの受講者は復習によって、少しずつ情報を脳にインプットする形になるわけです。

そのため、ブログやメルマガなどでは、「あれもこれもそれも」とたくさんの話を盛り込んでしまうと、話の内容が頭で処理できず何を伝えたいのかがボヤけてしまうのです。

すると、読み手は理解ができるどころが、文章を読む気力すら失ってしまうので気をつける必要があります。

なので、ブログやメルマガでは記事を主張事に分けて書いたり、複数のメールに渡って送信したりと、情報を敢えて絞ることで伝えたいことを伝わりやすくする工夫が必要になるのです。

伝えたい主張をできるだけ100%伝えきりたいからこそ、一度に提供する情報は絞る方が、一見遠回りのようで実は一番の近道なのです。


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