表現のバリエーションを増やす
こんにちは、にょびたです。
先日、将棋棋士の藤井聡太七冠が永瀬王座に勝利し、八冠目である王座の奪取に成功したことで、藤井聡太さんは現在ある全てのタイトルを保持することになりましたね。
これは羽生善治さんが、当時の全てのタイトル7つを総なめにした時以来の快挙です。
藤井さんが王座を決めた第4局は、永瀬王座の圧倒的優勢から、藤井七冠が耐えに耐えての大逆転でした。
永瀬王座は、終盤のたった一つのミスから王座を藤井さんに明け渡したのですが、そのミスを見逃さなかった藤井さんもさすがですね。
藤井さんの、圧倒的劣性に置かれても最後まで諦めない心と、チャンスが来るまでじっと耐え、訪れたワンチャンスを見逃さずにものにするところは、あざやかだと思います。
何より、圧倒的劣性からの奇跡の大逆転には感動しました。
さて、
あなたが文章を書く時や推敲段階で、「しかし」などの接続詞や、それ以外の表現のバリエーションを意識したことはありますでしょうか?
前回の記事「文章のデザインを大切にする」の中でも述べましたが、文章が単調になると読者は飽きがくるのですが、それは文章のデザインだけではなく、文章の表現にも言えることなのです。
そこで今回は、表現のバリエーションについて述べていこうと思います。
同じ接続詞ばかり使っていませんか?
あなたが以前書いた文章を一度読み直してみてください。
その時に、使っている接続詞にバリエーションがあるかどうか、という視点で読んでみてください。もしかしたら、同じ接続詞ばかり連続で使っていることはないでしょうか?
私も以前は「しかし」と「つまり」を多用する癖がありました。
そこで、類義語を調べて、接続詞のバリエーションを意識的に増やしました。
例えば、
のような類義語を使うようにしたのです。
一つの記事内で同じ接続詞ばかり使っていると、最初に言ったように読者に単調な印象を与えてしまいますが、それ以外にも「幼稚な文章」という印象も与えることになります。
端的に言えば、「バカに見える」ということです。
特に、何か物事を教えるような情報発信をしている人は、「バカ」や「幼稚」な印象を持たれると、それだけで文章を読んでもらえなくなります。
そのため、同じ接続詞を多用する癖があるのなら、推敲する時に別の言い方に変更するなど、意識してバリエーションをつけることをオススメします。
「例え」や「例え話」も要注意
同じ表現になりやすいものとして、「例え」や「例え話」があります。
自分が経験したエピソードを話すのは、同じ内容になるのは仕方がないのですが、「例え」や「例え話」を話しする時に、同じようなことばかりでは、読者からすれば「また、その話かよ〜」といった感覚を覚えてしまいます。
「例え」や「例え話」は自分で創作しても構わないので、読者にそのような感覚を与えないためにも、バリエーションを増やす必要があります。
もし、あなたが「例え」や「例え話」のバリエーションを意識していなかったのなら、同じ話を繰り返し言っていないか、一度確認してみてください。
自分の思考の癖を知っておく
文章を書くという活動は、クリエイティブな活動ですが、それゆえ脳をフルに使う活動でもあります。また、人間はできるだけ省エネで生活しようとするので、毎回同じ思考をする傾向にあります。
同じ思考をするのは、既にある記憶から呼び出すだけで良いので、エネルギーも使わないですしとても楽なのです。
そのため、文章を書く時には、同じ文章表現が頭に浮かんでくるので、無意識に同じような表現をしてしまうのです。
それを一言で言えば「思考の癖」とがあるということです。
なので、自分の「思考の癖」を知っておくことで、単調な表現なのを推敲段階で修正し、表現のバリエーションを増やすことができます。
今まで書いた文章を読み直してみると、意外と同じ「接続詞」「例え・例え話」「言い回し」を使っているのにも関わらず、自覚できていないことがわかると思います。
執筆の時にパッと思いつく文章や言葉に、「思考の癖」は必ずと言って良いほど現れるものなので、推敲の時にその癖に気づき修正することが大切なのです。
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