なぜ僕らは「クリエイター搾取」という言葉に共感を示すのか
皆さんこんばんわ、わふくストーリー編集部のジョンです。
今日は、”なぜ僕らは「クリエイター搾取」という言葉に共感を示すのか”についてお話をしていきますよ。
本題に入る前に、お知らせです。
私が主催する小説制作のプロジェクト「わふくストーリー」の連載と書籍の発行のためのクラウドファンディングが近づいてきました。十分な制作・プロモーション活動を行っていきたいと考えております。ご支援の程よろしくお願い申し上げます。
NFTによるクラウドファンディングでして、価格は0.005 ETH(約1000円)で 供給数は400、2023年3月11日(土)の午前中に開始の予定です。
文芸作品の創作に向き合う中、沢山のWeb小説作家さんの情報発信に立ち会う機会が多くなってきました。
文字の文芸作品はWeb小説投稿サイトが幾つかあるのですが、作家さん自らがプロモーションしないことにはほとんど読者を獲得できません。SNSは最も有力な方法として、日々、書いた小説の発信をされています。何度か述べているのですが、小説はイラストや動画のコンテンツと違って、コンテンツを楽しむためには、活字に向き合う気合を必要とされます。読んでもらうことは簡単ではありません。そして、フォローしてファンになってもらう。
とても大変なことです。
多くの方は、趣味で二次創作の小説を描いている方が多いとは思われますが、それでも、本当にプロの作家になることを夢見、日々、執筆に励んでいおられる方も少なくありません。そうした方の大半は、ココナラやクラウドワークスなどで、とても安い単価で企業の執筆を請け負うことをされています。
1字0.1円のシナリオ執筆。1万字書いて1000円の報酬。常軌を逸している単価です。
時給で割ると一体幾らの仕事なんだと。このような経済条件では、まず、執筆で食べていくことは不可能です。ですが、このような低単価な仕事はなくなるどころか、多くの人が副業家がクラウドソーシングに流れ込み、単価が上がる気配を見せません。
そして、単価を引き上げる価値を示しにくいのが活字の特徴でもあります。2倍の単価を支払えば、そのコンテンツで2倍のPVを獲得できることを証明することが不可能なように。小説家になるには、ひたすら厳しい条件に耐え続けル必要があります。
私たちは、それを「クリエーター搾取」という言葉を用いて同情的に現象を指し示そうとします。クリエイターはもっと多くの単価を受け取るべきであると。
そして、その先は企業など、「発注側が悪い、もっと高い単金を設定すべきである」という論調に代わっていきます。ですが、企業は営利です。安いいい調達をすることは正義であり、これに背くことは株主の価値を既存する行為です。そう考えると、企業活動、さらに、資本主義とクリエイター活動は非常に相性が悪いのかもしれませんね。クリエイター搾取の原因を企業に求めることはある無理がありそう。
多くのSNSアカウントが「クリエイター搾取」でマウントを取って騒ぐことは可能だとしても何も現状を変えられないことに、僕は苛立ちを覚えていしまうのです。その苛立ちは何もできない僕らによりいっそう刺さってしまうのです。だから「クリエイター搾取」という言葉はいつまでもなくならいんだ。
では、読み手・個人が直接的にクリエイターの創作活動に手を貸したり資金を提供できるようになればどうだろう?
2点のポイントがあります。
①クリエイター搾取に同情的なのであれば、それに対して直接的に対価を支払う仕組みがワークするのではないか
②クリエイター搾取を「企業」が生んでしまうなら、その「企業」を抜いてしまえば良い。
これらを実現するためには、おそらく、コンテンツの流通そのもの、そしてマネタイズすらも変えなければならない。企業が持っているプロモーションの仕組みや資金調達の仕組み。株式の仕組み、全部変える必要があります。
だけど、ブロックチェーンと暗号資産を手にした私達には出来るかもしれませんし、僕はその可能性を信じています。
文芸のみならずWeb3で解決できる普遍的なテーマが「クリエイター搾取」には含まれている気がしてなりません。そうして生まれてくる新たなコンテンツには、Web2企業や出版社が作れなかったなにか新しさを伴って市場を広げることになるかもしれないし、狭き門が広がり、創作で生計を立てられるクリエイターが生まれていくかも知れない。そうした文化を作ってい必要があると思うのです。
「クリエイター搾取」という言葉に共感を示すなら、それを解決できる。「こうすればいいじゃない」「こうならできるんじゃない」を出し合って、実現を追い求めることが必要ではないでしょうか。SNSで騒ぎ立てるだけだと何も変えられません。
え、一人じゃ無理だって?イイハナシがあるんです。
今日も、「作り方を変えていく」をテーマにする私のスタジオは動いています。私一人で出来ることは限られています。そして、これは私の代で解決することじゃないかもしれない。なので、一緒に仲間になって欲しいんです。私が死んでも、この思いを継いで敵を討ち果たしてくれる子孫がほしいんです!今日もその超超緩やかな歩みかもしれないけど、今日も発信をしていくぜ。
このエッセーは、stand.fmに投稿したこちらの音声配信を深掘りしたものです。ぜひよろしければそちらもお聴きください。アプリからのフォローも大歓迎です。
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