「京の伝統と革新」を感じる新ホテル
昨年の京都滞在でお世話になったのは、京都岡崎に2022年1月にオープンした新ホテル
ホテルオークラ京都岡崎別邸でした。
京都岡崎別邸は、ホテルオークラブランドとしては約20年ぶりとなる新しいホテルとなるのだそう。
場所は、平安神宮や南禅寺などもほど近いエリア。丸太町通沿いにあります。
ビジネス利用や一人旅にも最適な印象の落ち着いた雰囲気のある、客室60室のみのスモールラグジュアリーホテルです。
隣には東本願寺岡崎別院があり、その豊かな自然をバックに四季折々の風景が楽しめる日本庭園を眺めることができるのも魅力。
そんな、ホテルオークラ京都岡崎別邸、実はもう一つ大きな特徴を有するホテルとして、今、とても注目を集めています。
それは、新時代の伝統と革新をテーマに、ホテル内のインテリアや装飾品などの多くを、
以前の記事より抜粋↓
京都の伝統工芸を担う若手後継者により結成されたユニットGO ONメンバーが意匠を手掛け、その作品の数々が、ロビー、客室、レストランなど館内の随所に設えられているという点。
例えば、こちらのロビーに置かれた照明は
金網つじの作品。
天井を見上げて見ると
影によって作られた美しいデザインが浮かび上がります。
こちらの壁は、
西陣織の細尾が手がけられたもの。
このホテルのためだけに、柄が縦向きになるようデザインし作られたのだそう。
こちらは修学院離宮をイメージして作られたという、公長斎小菅の作品
そして客室にも、京の伝統美を感じる設えがたくさんあり、
例えばこちらのベットボードは細尾の作品
テーブルは公長斎小菅の作品
こちらは、北山杉を使用した違い棚
東山の文化を感じられます。
そして、客室入り口で一際輝きを放つのは、
開化堂の茶筒と同じ製法で作られた、ルームナンバー。
開化堂の茶筒も同様ですが、
経年と手擦れによって色が変化していくのが大きな魅力なので、まだピカピカの新しいこのルームナンバーが、この先どのように変化し、独特の艶と味わいが生まれてくるのか、とても楽しみでもあります。
京都岡崎で、美しい京の伝統工芸品と共に過ごす、リュクスな時間。
ホテルに用事のない方はまず入って来られないので、終日静かで落ち着いた雰囲気に包まれており、セキュリティ上の安心感も高かったです。
また、スタッフの方々との程よい距離感も心地よく、とても快適な滞在となりました。
また伺える機会があれば、嬉しいなと思っています。
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