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子宮筋腫、病院にいく目安

毎月の生理がしんどい……と思っている方に伝えたい。
一度、婦人科へ行ってください。
しんどいって、声に出して伝えてください。
そこから、日々が変わるから。
あなたの「しんどい」は、体からのSOS。
まだ大丈夫、きっとみんな同じ、なんてことは無いのです。

「生理が重たい」のだと意識したのは高校生の頃。
休み時間にナプキンを替えて、1時間の授業がギリギリのタイムリミット。生理中は、休み時間ごとにトイレに行かなければいけない日々を過ごしました。でも、これが変だとは思っておらず。生理が軽い友人に「いいなー」と話す程度。友人も「大変だね」という感じ。
女の人って、自分のカラダのこと、あまりよく分かっていないのです。

仕事をするようになってからは、ロッカーに着替え一式を置くようになりました。下着だけでなく、ズボンや靴下も。
でないと、漏れた時に対応ができないのです。
ジワリと漏れるなら、下着だけで事足りるでしょう。でもわたしの場合、ドバっといきます。ズボンにまで到達し、足を伝って靴下まで。
それでもまだ、変だとは思っていませんでした。

そんなある日、職場で「生理が重くて」という話をする機会がありました。当時の生理は分量が多いだけでなく、期間も半月ほど。なので、頻繁にトイレに行く弁明、というのが本音です。
それが、転機。
ひとりの女性が教えてくれたのです。
「それは多分子宮筋腫だから、病院行かなくっちゃダメだよ」と。
そして、いろいろ教えてくれました。
そのすべてに、わたしも同じ、そうそう……と納得。
その時にはじめてわかったのです。
「生活に支障が出る生理は、正常ではない」のだと。

病院へ行くと、10cm大の子宮筋腫が見つかりました。
極度の貧血であることもわかりました。
そして手術へ。
あの時、話していなければ、あの時、出会っていなければ、もしかすると今もまだ、生理に苦しんでいたのかもしれません。
貧血が進み、危険な状態になっていたのかもしれないのです。

「生理って、他の人と比べられないから、正常か異常か分からない」
ってよく聞きます。
わたしもそう思っていました。
でもね、本来は簡単にわかるんです。
例えば、
夜用のナプキンを昼間に使っていませんか?
鎮痛剤で治まらない痛みを感じていませんか?
これって、変!!
もし、「えー、そのくらい普通だよ」って思うなら、その感覚がもう間違っているのだということ。本来の様式からズレている、普通の生活が過ごせないのであれば、それは正常ではないのだということ。
それを目安にして欲しい。

暮らしにくい日々なんて、おかしい!
生活はもっと楽になる!
だからまずは病院へ行って欲しいのです。

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