投資をゲームで学ぶ時代?というわけで最新アプリを触ってみた結果…
おはようございます、ひらっちです。今日はクリスマスですね! みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
うちのサンタさんは、相当なあわてんぼうで、24日の朝にプレゼントを届けに来ました。。なので、今朝は特に盛り上がりもなく、比較的静かな朝を迎えております。ちなみに「いい子」で過ごす僕には、大好物の「でん六豆」が届いたのですが、僕の口にはあんまり入らず、家族に食い散らかされております。ま、いいんですけどね(^^♪
<いつものように簡単な自己紹介です>
僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。
このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。
現在、『マイナビ農業』で不定期連載中! 農業にご興味のある方はぜひこちらもご覧ください!
■最近は、投資もゲームで学ぶ時代になってきた?
あらためまして、ひらっちです。今日は「金融教育」をテーマに書いてみようと思います。
先日、地元の新聞を読んでいたら、こんな記事を見つけました。
最近ではすっかり「人生100年時代」という言葉が浸透し、老後に向けた資産運用に興味を持ったり、将来の人生設計について真剣に考える若者が増えているようです。コロナ禍により、積み立て投資を新たに始める20代・30代も急増しているようですね。その一方で、投資や副業などの詐欺も横行しているようなので、十分注意してほしいところではありますが…。
何事も、最初の一歩を踏み出さないと分からないものです。なので、個人的には、失敗しても取り返せる範囲内で、いろいろとチャレンジしてみるのもありかな?と思います。特に若い世代は、その後に働いて挽回するチャンスが十分に残されていて、中高年に比べてリスクが取りやすい立場にあるので、色々と試して経験値を上げることも大事です。
ただ、やみくもに投資を始めるのは、失敗のもと。取り返しのつかない大失敗は避けなければいけませんし、そもそも「失敗している、間違った選択をしていることに気付いていない」というのが一番たちが悪いですから。
お金が交錯する大人の社会は、学生の頃とは全く別の、魑魅魍魎が跋扈する「資本主義」という異世界です。何の知識もなく戦いを挑んで「特級呪霊」に完膚なきまでに打ちのめさて再起不能…みたいなことにならないように、知識とスキルを身に付けておきたいものです。「東京都立呪術高等専門学校」みたいに「東京都立”錬金術”高等専門学校」みたいなのがあればいいのになぁ~。
……と、置いてけぼりの読者の方、すみません! いきなり『呪術廻戦』をぶち込んでしまいましたが、昨日公開の映画を見るのを心待ちにしておりますので、どうか今日のところは大目にみてやってください。
■資産運用デザインゲーム、これで大丈夫なの…?
以前にこのnoteでも取り上げましたが、2022年4月からは、いよいよ高校で、株式や債券、投資信託などの金融商品や資産形成について学ぶ授業が始まります。
個人的には、上記の記事で山崎元さんも指摘しているとおり、「え?家庭科なの?」という点に素朴な疑問と不安を抱かずにはいられませんが、「まあ、やらないよりはマシ」と考えて、ひとまずどんなことになるのか注視して見守りたいと思います。
…と、ここらへんでスルーしていた冒頭の記事に戻りますが、そんな金融教育の一環で、最近ではゲーム感覚で遊べるアプリが注目されているようですね。記事の中では、名古屋のIT企業の子会社が、社会貢献の一環で開発した「ナビナビ資産運用デザインゲーム」というアプリが紹介されていました。下記にリンクを貼っておきますので、興味のある方は一度ご覧になってみてください。
ただ、このゲーム、そもそも僕のiPhoneではうまく見ることができませんでした。もしかしたら、こちら側の問題かもしれませんが、どうやらPCでないとうまく作動しないようです。スマホに対応していないのは残念ですね。
より一層残念なのは、その中身です。当たり前ではありますが、「桃太郎電鉄」とか「人生ゲーム」みたいな楽しさがあるはずもなく、率直に言って、ゲームというよりパワポのスライドを見せられているような感覚に近いです。
ミスリードにつながる部分もたくさんありそうで、これを本気で教育の一環に取り入れようと考えているとしたら、ちょっと、いや、かなり危険な気がします。なんとかならんもんか、これ…。
そもそもゲームの冒頭で「老後には2000万円必要だ!」というクイズ形式の解説が流れますが、この時点から「人によるでしょ!」というツッコミを入れたくなります。人によって老後に受け取る年金支給額が全く違うわけですからね。
こんな調子だと、来年4月から高校で始まる金融教育も、それぞれのご家庭でうまく軌道修正していかないと、逆におかしな知識を身に付けてしまいそうでちょっと怖いですね…。
■まとめ
みなさんは、金融教育についてどのようにお感じですか? 僕は、学校に過度に期待するのは無理だと思いますし、家庭でもちゃんと教えるべきかな、と思います。そのためにも、まずは「親がきちんとした知識を身に付ける」ことが大事。そこから逃げつつ、子供だけに「勉強しなさい!」というのはちょっと辻褄が合わない気がします。
ちなみに、先ほど記事の中で紹介した『ダイヤモンドオンライン』の記事では、山崎元さんが「高校生に教えるとしたら?」という想定で、教えるべき大事な項目を10個挙げています。
(1)お金の意味
(2)貯蓄の必要性
(3)税金と社会保険料
(4)複利の計算
(5)割引現在価値の考え方
(6)投資と投機の違い
(7)リスクの見積もり方
(8)分散投資の効果と重要性
(9)金融商品の手数料コストの重要性
(10)金融で他人を頼ることの危険
なるほど。特に(5)あたりは、大人でも十分理解できている人は少ないと思います。個人的には、お金の守備力を高めるという意味で、(2)(3)(10)に加えて、クレジットカードや奨学金、住宅ローンなどの「借金」についてきちんと理解してもらうのがいいかな、と思います。
この年末年始は、上記の項目を参考しながら、まずは大人たち自身がしっかり勉強して、未来ある子供たちのお手本になりたいものですね。