もう一度言います。イデコはお金に超余裕がある人向けよ!
おはようございます、ひらっちです。今日は朝から少し原稿を書いてから、映画館に行こうと思います。待ちに待った『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。楽しみです(^^♪
<いつものように簡単な自己紹介です>
僕は、地方国立大学を卒業後、ブラック企業で営業マンを経験。その後、フリーランスのライターとして独立開業、さらに数年後、新規就農して農業をスタートさせ、2020年現在、好きな仕事を選びながら人生を謳歌する「ほぼセミリタイア生活」を実践しているアラフォーです。
このnoteでは、特に20・30代のビジネスパーソンの皆さんに、僕の経験に基づいた「人生を楽しく過ごすための技術」を提供し、少しでもたくさんの方に「幸せな毎日」を掴んで欲しいと考えています。どうかお付き合いください。
■投資の話題が盛り上がるにつれ、「NISA」や「イデコ」が注目されていますね!
あらためまして、ひらっちです。今日は「投資」「iDeCo(イデコ)」をテーマに書いてみたいと思います。
皆さんは、投資をしていますか?
世界的な金余りの状況を受けてか、巷では投資熱がかなり高まってきていますね。このnoteでも予言してきたと思いますが、最近のビジネス雑誌を見てみても、「株」「投資」の特集が頻発されるようになってきました。
ちなみに今週の週刊東洋経済もこんな特集になっています。
昔から「専業主婦が株について話し始めたり、主婦向け雑誌で投資がテーマになり始めたら、それはバブルだ!」と言われたりします。今はその一歩手前という感じでしょうかね。
ところで、世間で投資が過熱ぎみになるなか、注目を集めているのが「NISA」と「イデコ」です。関心を持つ人が多くなったこと自体は歓迎すべきだですが、ちょっと気になるのが両者をひとくくりにして「節税メリットがあっていいよ!」と安易にお勧めする記事や情報が多いことです。
もちろん、この2つが良い制度であることは間違いありません。ただ、過去にも記事にしていますが、特にイデコについては「手放しで利用をお勧めできるような代物ではないかな」というのが僕の個人的な印象です。
■イデコは、色々とデメリットもあるのでよく理解しておいてね!
イデコの一番のネックは、「老後まで引き出せないこと」です。特に若い方にとっては、人生の足枷になることも十分考えられるので、くれぐれも注意してください。
イデコについては、過去の記事で詳しくまとめていますので、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
イデコは、ある意味、大企業に終身雇用で勤め続ける「昭和的サラリーマン」こそメリットが大きい制度だと言えます。
ただ、みなさんもご承知の通り、特に若い人にとって、終身雇用はすでに幻想です。人生の後半をすっきり見通せるという人は誰もいないはず。それにも関わらず、若いうちから「老後資金しばり」のお金を大量に積み立てていくのは、人生の自由度を著しく毀損する可能性が高いです。
イデコは、これからもずっと企業に勤め続けられる自信がある人、あるいはお金が余って仕方がない人こそ利用すべき制度です。そうでない人が利用するのであれば、「このお金は老後まで絶対に手を付けない」と言い切れる分だけに留めておく。ぜひそうして欲しいと個人的には思います。
■まとめ
ちなみにイデコは、少額での利用は明らかに不利です。定額で事務手数料が掛かりますからね。こうした手数料は、入金時だけでなく出金時にもかかります。
また、最大のメリットとして挙げられる所得控除も、最終的には出口の部分で課税されるわけで、税金に関する専門知識がないと、単に「税金の支払いを後回しにしただけ」になりかねません。それどころか「トータルで余計に税金が掛かった」なんていう本末転倒なケースも考えられます。
特に、これから住宅購入を考えている人は、住宅ローン控除などで支払う税金が大きく減ります。そうなると、イデコの積み立てによる所得控除が十分に活かせない可能性が高くなります。
ちなみにイデコの出口戦略については、過去の記事でまとめていますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
イデコのメリットとして「自己破産しても没収されない」という点を挙げる人がいます。ただ、これも「本当にメリットと言えるの?」と個人的には大いに疑問です。もちろん再起は可能ですが、できれば破産しない方がいいに決まっていますからね。
いずれにしても、イデコを検討されている方は、それだけ「自由度がない制度だ」ということを十分理解してから利用すべきです。くれぐれも「生殺与奪の権をイデコに握られる」みたいな本末転倒なことにならないようにご注意くださいね。