あっきーさんのＴＰＳ（ターニングポイントストーリーズ）

　人生にはターニングポイントがつきもの。人生の選択で人は変わる。幸せへ向かうための一歩を、人はどのようにして歩みだしているのだろうか。そんな幸福へ歩みだすきっかけをご紹介。

　18歳で家を出た。　家を出たといっても、家出ではなく独り立ちである。
高校を卒業して、物流関係の会社でＯＬの仕事。両親も細かいことは云わない人たちで、一人暮らしを始める電化製品一式をそろえ送り出してくれた。
　

　それから16年。時が経つにつれて、会社での自分と本当の自分がなんだか別の人のような感じになっていた。

会社での私
　仕事を懸命にしてきた。入社歴が長くなってきて、任される仕事も増えてた。しかし、仕事が増え忙しくなるにしたがって、ミスも増えてた。多忙になると、どうも無理。それを補うために始業の一時間半前から出社するようになった。上司に朝早く出社するように言われたわけでもない。しかし元来の自分のまじめさから、仕事をこなすために早朝から出社するようになった。傍から見れば、大人しく、キリッと、サクサク仕事をこなすＯＬに見えたかも。

一方で、プライベートの私
　趣味の時間も好きで、何せパソコンが好き。テレビは必要ないけれど、パソコンは必要！あと、囲碁のイベントなどの活動にも参加してきたし、キャンプも大好き。かなりアクティブなのです。

　そんな生活が続いてくると、仕事している私ではなく、『プライベートの私』の状態で仕事ができないかと考えるようになった。パソコンは得意なので、アフィリエイトもやってみたことはある。だけどそれほどは続かなかった。
　

自分を変えたい

　そんな、悩みを持っている自分だが、あるとき本気で何とかしたいと思った。いつも見ていた吉岡純子さんのyoutube。そこで販売してた『ご神縁ミスト』を購入した。吉岡さんの、人柄が好きで、ありのまま伝えようとする姿勢が大好きなのだ。朝、ミストをシュッ、シュッとふりかけ、気合を入れて出社するようになった。自分の周りの空気を変えたかった。『素の私』でいられるように。
　その習慣を始めて『ご神縁ミスト』がなくなろうとしていたその時。見つけたのが、『ウエブデザイナー養成学校』。これだ！と思った。これを習得すると『会社を辞められる！』。
　なぜそう思ったのか、自分でもよくわからないが、そう思ったからには仕方がない。すぐに学校に入会し、ウエブデザインを習った。

　流れというものは急に来るもので、会社から、組織の再編制を実施するとの通達があった。そんなことは今までになく、今回の再編制は大規模なものだった。だから、組織替えに組み込まれる前に、会社辞めるって言わなきゃ！
　16年間全く起こらなかった、大きな変化が自分の中で起こり始めた。辞めるとなると早く上司に言わなきゃと思った。そして2020年の1月、コロナの混乱の前に上司に話した。上司は何も言わなかったが、今から考えると、びっくりしたのではないかと思っている。会社では一度も不満や、「辞めたい」など、言ったことがなかったのだから。
　今思い返すと、コロナ禍が始まった後のタイミングなら、とてもじゃないけど、「辞めます」って言えてなかった。何せ、巣ごもり需要で大忙しの物流を扱う会社なのだから。
　ウエブデザインの学校以外にも、『話し方の学校』にも入った。自分自身を変えたかったから。会社での私でなく、素の私、『あっきー』になるために。
　そして鴨さんの『話し方の学校』で巻き起こる、日々の承認空間が『あっきー』を再構築し始めた。承認空間に守られた、ワクワクする日々が、ウエブデザインの仕事を引き寄せ、今もこつこつ仕事をしている。
　そう、『ご神縁ミスト』で変わるんだ！と思ったその時から、どんどん日常が変化してきた。そのきっかけが『ご神縁ミスト』というところ、自分でもなんだか可笑しくて、ぶっ飛んでる気がする。だけど、そう思ったら、そうなるのだ。そして今の私を引き寄せたのだ。

　だから、今の私は、わたしのお気に入り。

まじめさと遊び心、

その二つを掛け合わせてウエブデザイナーの世界をひた走る～