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フリーランス2ヵ月目の内省 Vol.1

フリーランスでも週末は嬉しいものです。

本来、フリーランスに平日や休日はあまり関係がないのだけれども、世間が休んでいる土日では進展しない仕事もあります。急な仕事の連絡もないので、リラックスして過ごすことができます。

忙しいほど仕事がもらえるのは大変ありがたいのですが、目の前の仕事しか見ずに忙しさにかまけてばかりいると、人生はあらぬ方向へ進んでしまいます。自分の目的地にちゃんとたどり着けるように、地図とコンパスを見直す感覚でときどき内省が必要です。

内省には文章を書くことが一番良いと思います。今週は、フリーランス2ヵ月の発見を記録していきます。


①動き出すまでが9割

「人は見た目が9割」のように、世の中にはいろいろな「○○は~~が9割」というフレーズがある。

「9割」は強い言葉だ。「3か条」とか「5つのこと」とかでは、実践するには多すぎると感じる。その点「9割」は、「とりあえずこれだけ集中しなさい」という簡単でわかりやすい印象を覚える。

ハウトゥー本の9割を実践するのもいいが、自分のオリジナルの9割を考えれば、より自分に合ったノウハウが見つかる。そもそも、考える過程で今自分がどんなことを課題に感じていて、どんなことが上手くいっていると感じているかを振り返ることができる。内省にはちょうど良いものだろう。



フリーランス2か月目、私の「○○は~~が9割」

私の9割を作るとすれば「仕事は動き出すまでが9割」だ。動き始めに一番エネルギーを必要とするものが、世の中には本当に多い。例えば、車。停止したタイヤは1回転目が一番重い。でも、一度回転し始めればあとは惰性でコロコロと転がっていく。

仕事もそうだ。どんなに好きな仕事でも、「面倒くさい」と感じてなかなか取り組めない日もある。

私もダラダラとYouTubeを見てしまう日が週一回くらいあるのだけれど、こんな日は最悪だ。夕方ごろにようやくやる気が起きて仕事に取り掛かっても、時すでに遅し。一日無駄にした罪悪感で、終始気分が悪い。夜まで仕事をする羽目になるので次の日も午前中はまたやる気が起きず、生活リズムが狂っていく。



「面倒くさい」は本当に厄介な奴だ。スタジオジブリの宮崎駿でさえ、この感情と戦っていて、「世の中の大事なことってたいてい面倒くさいんだよ」「面倒くさいっていう自分の感情との戦いなんだよ」という名言を残している。数々の素晴らしい作品を作った宮崎監督、私の「面倒くさい」とは比べ物にならないくらい、面倒くさかったに違いない。


偽物の感情で人生を台無しにしないで

ただし、「面倒くさい」はフェイクの場合も多い。いざ仕事に取り組むと意外と集中して取り組めることもあるのだ。

これはとても残酷で深刻な問題だ。面倒くさい感情に負けてしまい、最悪な1日を過ごすかもしれないのに、実はその分岐点は大したことではないのだ。とりあえず机に座ってみるとか、その程度で解決できたりする。だから、動き出しには9割のエネルギーをかけるべきだと思う。


翌日すぐ仕事に取り掛かれるように机の上は整理してから寝るとか、朝は太陽の光で目を覚ませるようにカーテンを開けておくとか、私は朝の動き始めにあらゆる手段を費やしている。


この嫌な感情には実体がないのだ。一番の試練は仕事であり、本当に嫌なことはどうせ起きる。仕事の前まで嫌な気分でいたら、人生を無駄にしているのだ。こんな偽物に振り回されている時間はない。


面倒くさいは本物の感情じゃないかもしれないと、常に疑って動き出さなければいけない。



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