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面白い小説を書くには、どうすればいい?

よく質問に上がりやすい、大きなテーマを元に本日は書いていこうと思います。

「面白い小説を書くには、どうすればいいの?」

小説を書いている人ならば、誰でも一度は疑問を持たれるかと思います。常に小説を書く度に考えている人もいるでしょう。


こうした漠然とした疑問は、質問が明確ではないため、ピンとくる答えも得づらいです。


なので、この記事では様々な観点から「面白い小説を書くには、どうすればいいの?」という質問にお答えしていきます!


自分が面白いと思う小説は、どんな物語?

面白い小説を書くために、まず第一に考えたいのが「あなたにとって、面白い小説はどういうものなのか?」です。

面白い小説というのは、一言では表せません。

・マンガのジャンプのような王道展開が好き
・人間のドロドロした描写が描かれている作品が好き
・キュンキュンする純愛ものが好き
・くすっと笑える気軽に読める作品が好き

面白い小説は、個人の好きな作品傾向によって大きく変わります。

みんながみんな、自分が好きな作品ジャンルを書いているとは限りません。自分は全く読まないけれど、書きやすいジャンルを書いているという人も中にはいるでしょう。

しかし、「面白い小説ってどういうもの?」という疑問を持っている段階では、自分が面白いと思う小説を追求し、その傾向に沿う作品を書くのが先決かと思います。


「あなたが面白いと思う小説は、どういうものですか?」

まずは愛読書をピックアップしてみましょう!ジャンルや話自体はバラバラかもしれませんが、どこかで似たようなものがあるかもしれません。

全くバラバラな場合は、その中で面白く、自分も書きたいと思えるものを一冊選んでみてください。


その作品のどこが面白いと感じましたか?

どういう点が気に入っていますか?

その辺りを紐解いていけば、あなたにとって面白い小説の答えが見つかるかもしれません。


そもそも、どういう作品を書きたいの?

次に考えたいのが、「そもそも、どういう作品を書きたいか?」です。万人受けするような面白い小説というのは、人気ランキングなどを見ればわかります。

しかし、それが例えば恋愛小説だった場合、自分が恋愛小説に興味がないのに、面白く書けるでしょうか?

興味のない話を無理に書いても、面白いものにはなりません。


今の力量で書ける書けないなどを抜きにして、「自分が書きたいのはどういう作品ですか?」

これは、力量関係なく考えるのが大事です。なぜなら、力量で考えてしまうと、本当に書きたいものは浮かんでこないからです。

私もかつて小説を書いている時は、トリック満載、みんなが最後にあっと驚くミステリー小説を書きたい!と常々思っていました。

結果そこまでは書けなかったのですが…。刑事モノや、探偵が主人公のコメディー物などは書きました。自分が読者なら、ミステリーまがいのものと感じるものばかりでしたが、それでも書きたい作品に通ずるものを書いていきました。


だからこそ、最終的に書きたい作品を目標とし、そこに向かって書いていくのが大事と公言できます!目指す作品傾向が決まれば、そこに向かって今の自分で描けるものが自然と見つかりやすいからです。

少し感覚的な話になってしまいましたが、まずは「自分はどういう作品を書きたいか?」色んな条件を取っ払って考えるのが大切です。


どんなものでもそうですが、作者のテンションが上がらなくては、いいものは作れませんからね。

考えるだけで「早く書きたい!」とワクワクできるような作品を見つけてみましょう。


読者はどういう物語を読みたいと思う?

最後は、少し現実的なお話です。上記の2つは作者自身を見つめるものでしたが、最後は読者のことを考えてみましょう。

たくさんの読者に読んでもらいたい!と考え、作戦を練って書いていきたい方におすすめの方法です。


世に出されている作品物語、商品などなんでもそうですが、必ず企画段階で「どういうものがほしいのか?」が調査されます。


なぜならば、どれだけすごい物が作れても、それを必要とする人がいなければ意味がないからです。

小説も同じで、その作品を読みたい人がいなければ、せっかく書いた作品の読者はつかないままになってしまいます…。きつい言い方をすれば、自分だけが書いていて気持ちのいい、綺麗な描写ばかりを並べた傑作でも、読者が読みにくいと感じれば、面白くない作品となってしまいます。


そうならないために、「読者はどういう作品を読みたいのか?」を考えるのが大事です。

考える方法としては、まずは大きなジャンルやテーマで作品を絞ります。

例えば、恋愛小説で読みたい作品

高校生の青春を描いた作品などで絞ります。


そこから、実際に多くの方に読まれている作品をいくつかピックアップします。出版されているものならば、人気ランキングや販売部数の多い作品から選んでみましょう。

Web小説ならば投稿サイトのランキングからわかりやすいですね。


作品がピックアップできたら、それらの作品を読んでみましょう!少し大変な作業ですが、「なぜ、この作品が多くの人に読まれるのか?」を調べるためです。


・どんなキャラクターがでるのか?
・どんな描き方をしているのか?
・どんな物語の運び方をしているのか?
・どんなラストなのか?

様々な面から調査してみましょう。すると、読者にとって面白いと感じるポイントが見つかります。そのポイントが見つかれば、そこを主軸にした作品を作ってみてください。それが読者が求める作品です。

この時に気をつけたいのは、物語の流れそのものやラストなど、完コピして作品を書かないことです。似せすぎてしまうと、人気作品の模倣作品、流行りに乗っかった作品と思われてしまいます。

大事なのは、面白いポイントや雰囲気を真似することです。これは調査から大変なので、難しい方法ではあります。

しかし、市場調査をして作られた作品は、きっと多くの読者に楽しんでもらえる作品となるでしょう。



あなたはどの答えがピンときましたか?この記事を読んだあなたにとって、面白い作品が見つかることを願っています。最後までお読みいただきありがとうございました。



長編小説が完結できない!そんな、お悩みをお持ちの方に向けた記事はこちらです。


もっと面白い小説を書きたい方向け!普段からできる3つの方法を紹介しています。


他にも、小説家さんに役立つ記事を書いています。よかったら読んでみてください。


私なぎの活動内容はこちらにまとめています。


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