STEP156 プロがお菓子を買うときに見るのはココ!
お菓子を販売する時に他のお店のお菓子を購入して研究するのが大事だというのは過去にも書いてきました。
でも、多くの人が購入していても見るポイントがずれてるー!
って思うことが多いのです。
ではどこを見たら良いのでしょうか?
●研究はお菓子だけでなく、袋を開ける前から!
自分がお菓子を販売する時の研究のためにお菓子を購入する時大事なことは
お店の裏側を想像しながら開封することです。
ほとんどの人がお菓子を買う時にただ単に
このお菓子は発酵バターを使っているに違いない!
とか
この味の組み合わせおいしい!
とか
そういうお菓子そのものの味わいや食感のことを研究しているなと思います。
別にそれはいいのですがそれだけで終わると、すごく勿体無いです。
お菓子を販売するために他店の研究をするときは袋を開ける前から研究が始まります。
例えば、
「このお店のこの箱はこういう素材か…だとしたら1個いくらくらいで発注できるんだろう…」
とか
「このお菓子に脱酸素剤を入れていて日持ちはこのくらいか、ということは在庫の管理はこういうふうにしているのかな」
などなど、
そのお店がどうやって製造して販売しているのかを想像しながら開封するのが大事!
お菓子そのものだけではなく包装やラッピングにも効率化のヒントが隠されていたりこだわりが見えたり、お客様だったら何気なくスルーしてしまうようなポイント一つ一つを見ていくとだんだんそのお店がどういう仕事をしているのかわかってくるのです。
●ビジネスをするにはあらゆる方向から研究をすることが必要
ちょっと話はそれますが、これはお菓子屋さんに限らずあらゆるビジネスでもそうです。
私は自分がこの仕事を始めるとき他に同じような仕事をしている人がいなかったので似たような業種で、お客様のターゲットが被っているお菓子教室の偵察に行きました。
それも複数のところに行きました。
レッスンはもちろん真剣に受けます。
でも真剣に受けながらお菓子作り以外のことをめちゃくちゃメモしました。このレッスンがどういう時間配分で進められているのか、機材はどういうものを使っているのか、先生が指導する時にどんな言葉で説明しているか、そして、その生徒さんの反応もメモ。
さらには、生徒の作業分と先生のデモ分と差し替え分など全部どれくらい作っていたかをメモして、家に帰ってからそれらがどれくらいのお金が掛かっているか原価計算して、その先生のレッスンスケジュールと自分が参加した時の参加人数から1ヶ月の収支を計算したりそんな研究を何件ものお菓子教室でしました。
自分で足を使って見にいって調べたからこそわかることがたくさんありましたね。
●理想のお店を作るために
このnoteを読んでくださっている読者様って多くの方が「お菓子作りが好き!私も売ってみたい!」というお金儲けよりもお菓子作りが好きだなという職人型の方だなと思います。
そうするとついつい、お菓子のクオリティがどうとかそっちの研究に行きがちですが自分がお菓子を売りたいと思ったら理想のお店がどうやって販売しているのかを考えるのがすごく大事。
お菓子の味はもちろんですが袋のサイズとか、包装の仕方とか、一つ一つ分析していくと思わぬところにヒントがたくさんあるのです。
すでにうまくいっているお店があるのだからそのお店のやり方を真似すればある程度形になるわけです。
そのまま「パクリ」ではなく仕事のやり方を真似ていくのであれば問題ありません。
是非是非、お仕事の目線での研究をしてくださいね!
この記事は内野未紗が配信する
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いつも温かいコメントありがとうございます!
全てのコメントにお返事することは難しいですが全て読ませていただきます。
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