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STEP172 ガレット・デ・ロワ、フェーヴをアーモンドにするとかえって危ない!?
1月初旬に食べるフランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」
大きなガレットを人数分切り分け、中にひとつだけ入っている「フェーヴ」と言われる陶製のお人形を当てた人は王冠がプレゼントされ、王様・女王様として祝福されるというゲーム要素のある伝統菓子です。
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日本でもお菓子業界ではお馴染みになってきましたが、このフェーヴ、陶製のお人形ですので何も知らずに食べてしまって事故が起こる可能性があります。
そのため最近ではフェーヴを入れず代わりにアーモンドを1粒入れるお店もありますね。
これなら食べ物なので良いかと思いますが…これ、よく考えて欲しいのです!
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●ガレット・デ・ロワ、フェーヴをアーモンドにするとかえって危ない!?
たとえ、フェーヴをアーモンドにしたとしても、きちんと表示でアーモンドが入っていることを伝えるべきと私は考えます!
お店としては「アーモンドなら食品だし安全でしょ?」と思っていても、ガレット・デ・ロワのことを何も知らない人が、切り分けたときにいきなりホールのアーモンドが1粒だけ出てきたらとてもびっくりしませんか?
フォークで刺した時にちょっと姿が見えるとサイズも色も「まさか、虫????」と思われてもおかしくありません。
また、全く見た目で気がつかずに食べるときの一口が大きかったら、いきなり口の中に固いアーモンドが入ったら異物混入かと思いますし、うっかり飲み込んでのどに詰まらせたりするかもしれません。
結局、フェーヴだろうが、アーモンドホールだろうが、ガレット・デ・ロワを知らない人からしたらお菓子の中に1個だけ知らないものが入っていたという認識になり、異物であることに変わりありません。
食べられるものだから安全!と油断せずにしっかり表示で伝えることをおすすめします。
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●伝統を大切にしつつ、安全に食べてもらえることを考えよう
最近は百貨店などで販売する時、百貨店の方針で「ガレット・デ・ロワのフェーヴは別添えにしてください」という指示を出されることも多いそうです。
確かにその方が安全かと思いますが、作り手としては伝統菓子の大事な要素を入れられないのは辛いですよね。
他国の伝統菓子を売る時はきちんと理解して販売しないと元々の国の方にとって失礼になることがあります。
とはいえ、食品である以上安全が第一なのでその国の文化と日本の皆さんに
理解してもらえるか安全に食べてもらえるかそこをしっかり考えて販売したいですね。
楽しいフランスの伝統菓子。
安全においしく食べてもらいましょうね!
●異物混入が起こる原因とは?
そうそう、異物混入といえば、皆さん、お菓子を作るとき異物混入ってどんなことが原因で起きると思いますか?
意外と多くの人が知らないのですがお菓子を作る前の段階のある作業で異物混入のしやすさって大きく変わるのです。
次回お伝えしますね!お楽しみに!
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いつも温かいコメントありがとうございます!
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