STEP98 通販の焼菓子は脱酸素剤を入れた方がいいのか?
いろいろな方によく聞かれる質問があります。
「通販で焼菓子を売るなら脱酸素剤を入れないとダメですよね?」
これ、どう思いますか?
●通販の焼菓子は脱酸素剤を入れた方がいい?
私は通販だからと言って、必ずしも脱酸素剤を入れなくてはいけないということは無い。
そのお菓子の内容やターゲットのお客様などによって包装は大きく変わる。
と考えています。
確かに、通販の場合はお菓子が完成してから口に入るまで時間もかかりますし、遠くに運ばれるということは距離もお店から離れていきますよね。
私は東京ですので通販の場合のお届け先をざっくりと分けると、本州は翌日着、北海道や九州沖縄などは中1日で翌々日着ということが多いです。
(もちろん場所によってはもっとかかる時もあります)
なので、私の場合は国内発送ならざっくりと考えると、最低でも発送日を含めて3日の日持ちが必要です。
(もちろんもっと日数がかかる場所にも売りたいけど、ここはあくまでも例として書いています)
商品によりますが3日程度なら脱酸素剤無しでも日持ちするお菓子は多いと思います。
ただ、当然ながら到着当日や翌日の日持ちでは、お客様がお菓子を購入する用途がかなり限定されてしまいます。
●お客様の立場、そして製造の立場からも考えて包装を考えよう。
お菓子が届いた当日に自分が食べるとわかっていて届くのなら、まだいいかなと思いますがプレゼントしたいとなると相手を選びますよね。
何も知らずに受け取った方は日持ちが極端に短いと多くの場合戸惑うと思います。
そこで、包装をよく考えてみましょう。
お菓子の日持ちを延ばす方法はいろいろありますが、脱酸素剤を正しく入れることでお菓子の袋の中の酸素が無くなりますので、お菓子を傷ませる要素が減り結果的に日持ちがしやすくなることが多いです。
日持ちを長くつけることができるとお客様も用途が広がり、選びやすくなります。
また、製造する際には物によっては作り置きができるようになって作業の効率が上がります。
なので、 皆さんが通販の焼菓子に脱酸素剤を入れるかどうかは、お客様が望む日持ちはいつなのか、製造〜販売のオペレーションで作り置きが必要かなどによって変わるわけです。
●日持ちが伸びる事がいいこととは限らない!?
ただ、もう一つ大事なことがあります。
日持ちが延びることがいいこととは限らないということです。
脱酸素剤を入れて、あなたが思うお菓子のおいしさは本当に保たれるのかというところをよく考えないといけないです。
日持ちを延ばすことにとらわれて、ここが抑えられていない人結構多いのです。
どういうことなのか…
長くなったので次回続きを書きますね!
お楽しみに!
この記事は内野未紗が配信する
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