STEP148 お菓子販売で空気を抜くシーラーを持った方がいいのはこんな人
前回、お菓子販売において空気を抜くシーラーは必要かどうかを書きました。
答えは
「ただお菓子を閉じるだけであれば基本的には空気を抜くシーラーでとめる必要はない」
ということでしたね。
でも!
状況によっては空気を抜くシーラーがあった方がいいです。
でも、私は空気を抜くシーラーは販売するお菓子には使っていないです。
どういうことでしょう?
↑の画像の中では奥の2つが空気を抜くシーラーです。
私はこれ以外にももう一台空気を抜くシーラーを持っています。
ちなみに、前回も書きましたが脱気シーラーと真空パックシーラー厳密には違うものですがここではまとめて「空気を抜くシーラー」と呼びます。
●お菓子販売で空気を抜くシーラーを持った方がいいのはこんな人
私は、空気を抜くシーラーを販売するお菓子の包装には使っていませんが一部の鮮度保持剤の保管で使っています。
鮮度保持剤は「食べられません」のことですね。
つまり、乾燥剤や脱酸素剤などの総称です。
つまり、空気を抜くシーラーを持った方がいいのは簡単にいうと鮮度保持剤を使いかけで保管したい人です。
全ての鮮度保持剤の保管に空気を抜くシーラーが必要なわけではありませんが、一部の鮮度保持剤には私は必ず使っています。
鮮度保持剤を大袋で買ったり少量でも使い切らない人は、空気を抜くシーラーで正しく保管することによって次回も使える可能性があります。
「それなら毎回なんでも使ったら空気を抜けばいいのね!」と思われることが多いのですが 実際のところ空気を抜けばいいという単純な問題じゃないです。
ただ空気を抜くシーラーで閉じることだけでは意味がないことも多いです。
●鮮度保持剤は正しい手順を踏まないと全く無意味なことも!
多くの人が乾燥剤や脱酸素剤をただお菓子に入れればそれで効果が出ていると思っていますが、そんな単純なものじゃないです。
(何度も言いたいくらい大事)
鮮度保持剤って、
開ける前の保管状態も
開けてから入れる作業の手順も
作業にかかる時間も
使いかけの保管方法も
全部効果に影響します。
独学の方やネットの情報だけで販売している人は乾燥剤や脱酸素剤を入れても使用手順や保管状態が悪くて何にも効果を出していない人が多いです。
特に脱酸素剤については少しでも使い方を間違えたら効果が弱まるどころか効果ゼロ!
というデリケートさなので独学の人ほとんどが全くなんの効果も出していないです。
これまで700名以上の個別相談を受けてきた私なので自信を持っていえます。
ちょっと話がそれましたが、これほどまでにデリケートな鮮度保持剤なので
保管のために空気を抜くシーラーがあった方がいいとはいえ、空気を抜くシーラーで止めただけでは完璧に保管できるわけではなく、
鮮度保持剤の開封前の保管、
開封して封入する作業手順、
そして残ったものの保管
これら全てトータルで適切に行わないとあっという間に消耗して、お菓子に入れても全く無意味ということなのです。
●それぞれの鮮度保持剤の特徴を理解しよう
これ、具体的に乾燥剤だとこうとか、脱酸素剤だとこうだとか、詳しく説明したいのですがこの文字でしか伝えられないnoteやメール講座の中で中途半端に説明すると誤解を招くのでコース講座で詳しくお伝えしています。
簡単に答えられることなら答えるのですが、鮮度保持剤って本当にデリケートで中には開けたらもうどんどん消耗していって数時間で完全に効果がなくなるものもあります。
しかも効果がなくなったかどうか目に見えないものも多いので、ここで皆さんが知った気になりできた気になってしまうのは教えるプロとして避けたいです。
保管する時に空気を抜く必要があるのは全ての鮮度保持剤ではないです。
乾燥剤には乾燥剤の特徴が、
脱酸素剤には脱酸素剤の特徴があります。
それぞれがどうやって湿気や酸素を吸っているか仕組みを理解することや保管する袋の素材や形をしっかり学び、
その仕組みがわかると
空気を抜くシーラーで空気を抜いた方がいいものと
空気を抜いてもあんまり意味ないものが理解できるようになりますよ。
今回はもしかしてちょっとすっきりしなかったですか?
すみません!
でも責任もって情報発信したいからこその線引きですね!
知りたい方はぜひ講座にご参加くださいね!
次回もシーラーのお話ししますよ!
この記事は内野未紗が配信する
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いつも温かいコメントありがとうございます!
全てのコメントにお返事することは難しいですが全て読ませていただきます。
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