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STEP89 アーモンドプードルに入っていた脱酸素剤は入れっぱなしでいい?
今回はメール講座の読者様やコースの生徒様からもよく頂くご質問にお答えします!
お菓子の材料の中に脱酸素剤が入っていることありますよね
↓ ↓ ↓
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上の写真のようにアーモンドプードルやその他のナッツ類に入っていることが多いですが…
このような材料の中に元々入っていた脱酸素剤は、開封後も入れたままにしておいた方が良いのでしょうか?
●アーモンドプードルに入っていた脱酸素剤は入れっぱなしでいい?
…
…
正解は…
脱酸素剤に関しては、開封後は入れておいても全く意味がないので取り除いてよい!です!!
あくまでも、脱酸素剤の場合です。
脱酸素剤はこのnoteでも何回か出てきていますが、おさらいです!
ガス袋という専用の袋に入れて
↓
シーラーで完全に密封
↓
袋の中の酸素がほぼなくなる
↓
酸素がないと生きられいない菌やカビの繁殖が抑えられ
↓
お菓子を傷ませる要素が減る
↓
結果的に日持ちが延びやすくなる
という鮮度保持剤です。
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なぜ取り除いていいかというと、脱酸素剤は酸素を吸収できる量に限界があるからです!
なので、アーモンドプードルも未開封の内は脱酸素状態を保っていられるのですが、開封した後は袋の口から新たな酸素が入ってきます。
しかし、新たな酸素が入ってきても、もうその脱酸素剤は酸素を吸いきっていますのでそれ以上は吸収できません。
もし仮に吸収できたとしても密封されていないので永遠に新たな酸素が入ってきてしまい、すぐに限界を迎えてしまいます。
入れっぱなしにしておいても脱酸素剤はこんな感じで…
↓ ↓ ↓
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「もう私、ちゃんと酸素吸ったんで!!!
これ以上酸素吸えって言われてももう限界なんで無理です!!!!」
って思ってます。きっと(笑)
●間違った情報に注意!
ですので、アーモンドプードルなどに入っている脱酸素剤は開封後は捨ててしまって問題ありません。
入れっぱなしにしても害はありませんが特に入れておく意味もありません。
よく、ネットのまとめサイトなどで
「脱酸素剤は開封しても賞味期限までは効果があります!」とか、
「再利用できます!」
とか、出ておりますが、これはどちらも間違いです。
この辺り、wrappedではコース講座では脱酸素剤が酸素を吸う仕組みから、きちんとお伝えしているので 、本質が理解できていればこのような誤った情報にも惑わされないです。
脱酸素剤は近年は一般の人でもネットで手軽に買えるようになりましたが、正しい知識がないと全く効果を発揮しません。
このnoteの初期の方でも解説していますので、皆さんも改めて復習してみてくださいね!
●材料やクッキーに入っている乾燥剤も開封後は意味はないの?
今回は脱酸素剤でしたが乾燥剤はどうでしょう?
材料やクッキーにに入っていた乾燥剤は開封後も入れておく意味はあるでしょうか?
次回解説しますね!お楽しみに!
この記事は内野未紗が配信する
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いつも温かいコメントありがとうございます!
全てのコメントにお返事することは難しいですが全て読ませていただきます。
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