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STEP116 安くして!と言われないお菓子屋さんの作り方
前回はよく生徒様から言われる、お菓子屋さんを始めたらこれまで友達だった人や家族や親戚に「友達だから安くして!」「買ってあげるから安くできる?」などと言われて困った、という時の考え方を書きました。
勇気を出して断ることと
安くできない理由を伝えること
そして、そもそも安くしてと言う方は皆さんのビジネスにおいては買っていただかなくて良い方だと皆さん自身も認識することがが大事ですね。
では今回はどうしたらそもそも友達価格で購入したいと言われないようにできるのかを考えていきましょう!
●本気度の高いお菓子を作ろう!
結論としては
「本気で仕事としてやっている」ということを多方面から見せる
ということです。
ポイントは「多方面から」というところ。
まずはお菓子そのもののクオリティが大事です。
お菓子がおいしくなかったり見た目が雑だったりするのはもちろん論外ですよね。
そして、仕事においてはたった1個が綺麗に作れる技術ではダメで、いつ作っても、何個作っても、いつでも同じクオリティで綺麗に作れる技術が大事です。
お菓子の完成度が低かったり、完成度が毎回違うとアマチュアだと思われるのでやっぱり値切られやすいです。
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でも、お菓子自体がおいしく作れても本気で仕事としてやっていると思ってもらえるわけではありません。
お店の内装や包装・ラッピングなどのデザインなどにお金をかけているかどうか、お金をかけていなかったとしても統一感を持ってお店のコンセプトやイメージが伝わるように考えられているか、これが大事!
明らかにお金をかけずに「節約して作りました」というお店はやっぱり趣味だと思われやすいです。
もちろん起業のスタイルは人それぞれで、お金をかけることが必ずしも良いとは限りませんが、お金をかけていない上に印刷のズレたシールを貼っていたり市販のシールを手当たり次第に使って統一感が一切感じられなかったり…
そういうお菓子は本気度が低く感じられてしまうことが多いです。
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●プロとして自信を持って胸を張っているかどうかが1番大事。
でも、お菓子のクオリティよりもデザインよりも一番大事なのはあなた自身がプロとして自信を持って本気で仕事としてやっていると胸を張っているかどうかというところ!
自分がプロとして販売するのにどこか自信がないとか、お菓子の味に自信があっても包装や賞味期限や食品表示に自信がなくて不安な気持ちを抱えているとか、そういう姿勢ってお菓子に現れるのはもちろん、あなたの表情、言動、立ち居振る舞い、SNS投稿などからなんとなく感じるものなのです。
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特に、お菓子の味も品質も良く、デザインもプロに頼んで素敵に仕上げていても適正な価格をつけていない場合(=内容に対して安すぎる)、つまり、あなたが利益を出すことに抵抗感を持っている場合もお客様から見て本気で仕事をしているようには見えないことがあります。
良いものを安く提供するって良いことのように思えますが、きちんと仕事を見ているお客様には「こんなに材料にこだわって手間暇もかかっているのに
この値段!?利益を度外視しているな、もしかしてこの店は趣味かな?」と思われるわけです。
もちろん人によりますが、これまでいろいろな生徒さんとお話ししてきて、すごくこだわってお金をかけているのに価格が安すぎて「趣味ですか?」と言われて傷ついた方という方何人かいらっしゃいます。
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●安くして!と言われないために
まとめると
・お菓子のクオリティが高くて安定して作れることは当たり前
できれば
・デザインなどにもお金をかける。
お金をかけられないなら
・統一感や清潔感をだしてお店のイメージを決して崩さない。
そして、
・プロとして自信を持って売る。
・利益が出る適正な価格をつける。
こういうことがきちんとできていれば、安易に「友達だから安くして」とは言われないはずです。
ちょっと辛口でしたか?
でも、これ、私も自分自身にいつも言い聞かせていますよ!
一つ一つ考えて、もし今のあなたに足りないところがあれば改善してみてくださいね。
次回は、以前読者様から頂いた顔のついた動物ケーキについてのご質問にお答えします!お楽しみに!
この記事は内野未紗が配信する
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いつも温かいコメントありがとうございます!
全てのコメントにお返事することは難しいですが全て読ませていただきます。
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