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STEP131 使用材料を食品表示に書いたらお菓子を真似される?

食品表示の作り方を仕事でお伝えしている私ですが、たまにこんなご相談をいただきます。

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食品表示を正しく記載しないといけないということはわかります。

でも、正しく表示をしたら材料の名前がわかるし、材料は重さ順で記載するし、なんだか自分のお菓子のレシピを公開しているような感じがします。

正しく食品表示を記載することでそのお菓子を人に真似されてしまうことはないのでしょうか?
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確かに、お菓子を仕事にしていると、お菓子を買った時に食品表示を見て「なるほどー!こういう材料でできているんだー!」と思って参考にしたりしますよね。

自分でお菓子を売ることになったら今度は人に食品表示を見られる側になるわけですが自分の食品表示を正しく書くことで人にお菓子を真似されることはあるのでしょうか?


●食品表示とレシピは全く別のもの

私の考えでは「食品表示を正しく記載しても同じお菓子を再現できるわけではない」です。

まず、そもそも大前提として食品表示とレシピは全く違うものです。

この、「食品表示に材料を書いたら真似されてしまうかな」という発想が生まれる方は食品表示はレシピの材料を記載すればいいという思い込みがある方だと思います。

このnoteやメール講座をここまで130通読んでくださっている皆さんならきっとわかると思いますが、食品表示ってレシピをそのまま記載するわけじゃないのです。
自分が使っている材料を一つ一つ確認して食品表示のルールに則って記載するのです。

だから、お菓子のレシピではパータグラッセと書くようなものが、使用する材料によっては準チョコレートになったりチョコレートコーチングになったり油脂加工食品になったり、本当に材料の商品によってさまざまな記載方法に変わるので元のレシピで何を使っていたかなんて簡単には分かりません。

レシピはお菓子を作るときに必要な情報を記載するものですが食品表示はどんな材料でできているかを消費者に伝えるものです。
根本的に記載目的が違いますよね。

確かに、食品表示において原材料名は重量順で記載しますが重量順に書いたからと言って配合が何gかまでは食品表示には書きませんし、どういう製法で作っているかもわからないですよね。

だから食品表示で材料を公開したからと言ってあなたのお菓子がそのまんま完璧に真似されるということはないです。


●誰かのレシピを真似して販売するのは良い?

でも、お菓子作りが上手な人だったら食品表示から得られる情報をもとに勘を働かせて同じお菓子を自分でも作ってみようとチャレンジはするかもしれません。

「レシピが違っても真似されること自体が嫌なんですー!」
という気持ちもわからなくはないですが…

そもそも、誰かのレシピを真似して販売したり、売っているお菓子を真似して販売したり、ネットや本に載っているレシピでお菓子を作って販売してもいいのでしょうか?

長くなってきたので次回解説しますね!


この記事は内野未紗が配信する
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