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STEP62 立地で変わる 保冷剤のベストな量

前回は保冷剤の保冷時間は様々な条件で変わるので、一概に1個で〇分とは決められないというお話でした!

では、その「様々な条件」って一体どういうことでしょうか?


●保冷時間が変わる「条件」とは?

例えば
「冬は寒い!だから保冷剤つけなくても平気!」
と思っても、皆さんのお店が東京なのか、北海道なのかで大きく変わります。

東京の1月の平均気温は大体最高10℃、最低2℃くらいです。
(ネットで調べた情報なので曖昧です)
ということは、要冷蔵10℃以下の商品なら、外を歩いて持って帰るなら保冷剤は少なくても平気そうですよね。

となれば、1個あたりの保冷時間も長めに設定しても大丈夫そうです。

実際に私の勤めていた東京の路面店のお菓子屋さんも、クリスマスは保冷剤をつけていませんでした。
(もちろんご要望がない限り保冷剤をつけていないことは一言最初に断りを入れています)

では!北海道はどうでしょうか?

北海道の1月の平均気温は最高-0.6℃、最低-7℃
(同じくネットで調べた情報です)
ですので、こちらも一見保冷剤が要らなさそうに思えますが…

北海道の方はケーキを買ってこの氷点下の寒い中、歩いて帰りますか?

おそらく、北海道は車社会。
ケーキを買ったら、暖房をガンガンに効かせた車に乗って帰る方が多いのではないでしょうか?

そうなると、同じ冬にケーキに同じ保冷剤を入れて持ち帰ると行っても、北海道の方が気温は低いのにもかかわらず、暖かい環境で持ち運びされる可能性が高いですよね。

これもまた細かい条件でさらに変わってきます。

東京でも駅の中にあるお店の時はまた違いますし、北海道だってもしかしたら、賑やかな地域だと徒歩圏内で帰る人がいるかもしれませんよね。
お家が近くなくても、例えば近くのお店の人が買いにくるとか…

だから一言で東京だから北海道だからとくくれるものでもないです。


●保冷時間もあなたが決める!

本当にお店によっていろいろな条件って変わってくるのです。

こうして考えてみると、そのお店の立地やお客様の持ち帰り経路などを考えると、保冷剤1個が何分持つのかはお店によって違うということがよくわかりますよね!

だから、本当は私も保冷剤って1個入れたら何分保冷できます!と言いたいところなのですが、さまざまな条件で変わってくることを考えると、そうやって統一したルールを作れるわけじゃないのです。

なので、お店の人、つまり、あなたご自身が色々とテストをしてみて、自分で責任を持てる時間を決めるしかないのです!


この記事は内野未紗が配信する
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