STEP146 米粉のお菓子を販売する時に大事な〇〇〇の伝え方
米粉のお菓子や米粉のパン、時間が経つと固くなる!
そして、でんぷんの老化を防ぐ鮮度保持剤はない!
※鮮度保持剤とは「食べられません」の総称です
固くなるのを防ぎたければ製法や添加物などで工夫するというお話でした。
となると!
使用できる材料や添加物の制限もあり、米粉のお菓子が固くなることを完璧に防ぐのってなかなか難しいことですよね。
そこで大事になってくるのがおいしい「食べ方」の説明です。
●「温めてからお召し上がりください」自分で試してる?
米粉をたくさん使っているなど、固くなってしまうことが避けられないお菓子やパンの場合、多くの作り手が「温めてからお召し上がりください」ということを記載されています。
これは良いことですね。
ただ、色々なお菓子を購入していて思うのは、これ、温め方を指定しているけど本当にこのお店は自分のお菓子が固くなってから温め直しておいしくなるかを実験したことがあるのかな?ということ!
●「他のお店が書いていたから」ではダメ!
一番多いのが電子レンジやトースターなどでの温めです。
実際に
600wで1分とか
180℃で5分とか
そういうのが多いです。
私、これまで本当にたくさんのお菓子を購入して包装もお味も研究しているのですが、お店の指定した通りに温めても全然おいしい状態にならなかった経験が多々あるのです。
確かに電子レンジやオーブンの機種が違うとか家庭ごとに差があるのは仕方がないのですが、よくあるのが180℃のオーブンで5分温めるとカリカリになります!のような書き方でその通りに温めると、出来上がりがカリカリではなくホカホカのフワッフワになった!というケース!
これ本当に多いです。
おそらく、作り手の方が実際に自分のお菓子で温め直しの実験をしていなくて一般論的に書いているのだろうなと思います。
お客様に温め方を案内する前に実際に自分でも温め直して実験する、一見当たり前のようですができていないお店、結構多いです。
他のお店がそう書いていたから自分もそう書いておこう、という感じだと全然違う仕上がりになることも多いですよ。
●お菓子は売って終わりではない
ちなみに、私の経験則なので絶対ではないですが、オーブンで温めてカリカリになるはずがフワッフワになった場合、すぐに食べないでしばらく置いておくと外側がカリカリになることがあります。
お菓子によりますけどね。
なので、そういう場合はただ温めるだけじゃなくて温めてすぐではなくてそのまま何分くらい置くまできちんとお客様に伝えてくださいね。
レストランやカフェなら最高の状態で提供することができますが、そうではないのが包装して販売するお菓子です。
お菓子を売って終わりではなくお菓子が口に入るまでを想像して売っていきたいですね!
次回はシーラーのお話します!
この記事は内野未紗が配信する
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いつも温かいコメントありがとうございます!
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