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STEP171 ガレット・デ・ロワを安全に売るためにするべきこと

1月初旬に食べるフランスの伝統菓子といえば!
ガレット・デ・ロワですね!
1月6日のエピファニー(公現節)にいただく伝統的なお菓子です。

クリスマスに誕生したイエスキリストが12日後に神の子としてにその姿をしたことを祝う日だそうです。

そのガレット・デ・ロワを安全に売るためにするべきことがあります。



●ガレット・デ・ロワを安全に売るためにするべきこと

このガレット・デ・ロワのといえば、中に入った「フェーヴ」!
大きなガレットを人数分切り分け、中にひとつだけ入っている「フェーヴ」と言われる陶製のお人形を当てた人は王冠がプレゼントされ、王様・女王様として祝福されるというゲーム要素のある伝統菓子です。

しかし、ガレット・デ・ロワを知らない人からしたら切って突然中から陶製の人形が出てきたら「異物混入!?」と、びっくりしますね。

もし何も知らずにかじってしまって、歯が欠けたり飲み込んでしまったりしたら大変なことに!!
お店の責任も問われてしまいます。
やはり昔よりも定着したとはいえ売ったりプレゼントするときには気をつけたいところです。

こういった事故を防ぐ一番いい方法はフェーヴを別添えにするという方法です。
中に入れずに、別添えにしてお客様に切ってからご自身で入れてもらうということです。

これなら安心ですが、でも、伝統菓子としての楽しみが半減してしまうのでやっぱり入れたい!というのなら、
もうこれしかありません!

これでもか!というくらい注意喚起する!

知っている人からしたらしつこいのですが、事故が起きるよりはいいと思います。


●リスクを理解し、説明責任を果たそう!

私は過去、勤めたお菓子屋さんパン屋さん数店舗でガレット・デ・ロワを販売しましたが、どの店も必ず箱に

「このお菓子の中には陶製の小さな人形が入っています。
お召し上がりの際にはかじったり飲み込んだりしないように十分お気をつけ下さい」
というような文章が最低でも一ヶ所、お店によっては三ヶ所表示していました!
そして、受け渡しの際にも同じ言葉をさらにもう一度口頭で伝えていました!

毎年ガレットを買っていてよく知ってるであろう人にも「ご存知かとは思いますが…」と、いう切り出しで改めて伝えるようにしていました。

そんなにしなくても…って思うかもしれませんが、伝統菓子とはいえ食品の中に食べられないものを入れて販売するのはリスクと説明責任があります。

家庭で作って人にプレゼントする際も口頭で伝える以外にメッセージカードに一言書いて添えると良いと思います。

せっかくのおいしくて楽しい伝統菓子ですがあくまでもこれは外国のお菓子
日本には馴染みのない人の方が多いので、売る側がしっかりと責任を持っていきたいですね。

事故のないように楽しめるようにしましょう!


●フェーヴの代わりにアーモンドを入れる場合も気を付けて!

そうそう、最近はガレット・デ・ロワにフェーヴを入れずに代わりにアーモンドを1粒入れるお店もありますね。

これなら食べ物なので良いかと思いますが、これも気をつけないといけないことがありますよ!

次回お伝えします!お楽しみに!


この記事は内野未紗が配信する
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