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STEP118 ケーキの領空侵犯に要注意!

メール講座やこのnoteで発信していると、「きれいに箱に詰められない!」というお悩み、結構いただきます!

中には写真を送ってくださる方もいるのですが…
noteに頂いたご質問は個別にお答えはできないので

今日はどんなケーキでも共通する、一番の基本をお伝えします!!



●ケーキの領空侵犯に要注意

それはケーキの領空・領海を守ってはみ出させない!ということ!!!

ケーキが領土ならケーキを載せるトレーは領海、トレーの上空が領空です。↓ ↓ ↓

ケーキの写真は業界紙GATEAUXの紙面から お借りしました。

持ち帰りの場合はケーキってこういうトレーに載っていますよね!

このケーキを真横から見て図解するとこうなります!
↓ ↓ ↓

領海からはみ出した装飾をしてしまうと当然、箱に入れたときに他のケーキにくっついてしまいます!

また、意外と盲点なのが領空!
上にのせるチョコレートの飾りなどがこの領空をはみ出してしまうと、箱に詰めるときに隣のケーキに刺さったりするんです!!

お店では新作のケーキが出てくると、まずはきちんと箱に入るか確かめますがよくあるのがこの飾りの領空侵犯!!!笑…

領空侵犯がわかったときにはヴァンドゥーズ(販売員)は「この飾り、これだと箱に入れられないです!」と勇気を出して厨房に言いに行きます。

大体のパティシエさんはわかってくれるので修正してもらえます。


●レストランやカフェで働いていたパティシエさんは特に意識をしてみて!

この、領空・領海侵犯を知らずによくやりがちなのはレストランやカフェで働いていたパティシエさんです。

レストランやカフェでお皿に盛るときは、お皿が大きいのでケーキの領空も領海も広いので比較的自由な装飾ができます!
↓ ↓ ↓

ですが、パティスリーなどの持ち帰りのケーキは箱に入れて持ち帰る都合上、どうしてもトレーという限られた領海・領空の中で美しく見せなくてはいけません。

別にレストランやカフェのパティシエさんが悪いのではなく、レストランやカフェのお皿の上では気遣うことのないものなので経験したことがないなら知らなくて当たり前ということ。

パティシエさんもプライドを持って仕事をしているので喧嘩腰ではなくやんわり言いましょうね^^

ちなみに私はレストランなどの経験がないので、逆にお皿の世界のことはど素人です。

それぞれのプロの世界がありますね。


●うまく箱に詰められないときには確認してくださいね

話が逸れましたが、お菓子の持ち帰りを前提としているお菓子屋さんの場合はこうした領海・領空侵犯をしないことがお菓子を綺麗に持ち帰っていただくために大事です。

そうなると、どうしても似たような飾りになりがちなのですが限られた空間でも、美しく個性的でかつ、崩れにくい飾りにするのがパティシエさんの腕の見せ所かなと思います!!

皆さんも、自分のケーキが「なんかうまく箱に詰められないなー」と思ったら、まずは領空・領海をはみ出していないか、しっかり見てみてくださいね!!
他のお店の飾りもよく研究してみましょう!

そうそう、箱詰めといえばホールサイズのお菓子も箱に入れることが多いですよね。
実は、自分が作ったケーキのサイズより小さいサイズの箱を選んだ方がうまくいくときがあるんです!
「小さい箱?どういうこと?」ですよね?

次回解説しますね!


この記事は内野未紗が配信する
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いつも温かいコメントありがとうございます!
全てのコメントにお返事することは難しいですが全て読ませていただきます。


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