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STEP38 家庭用シーラーでお菓子販売はできるのか?

お菓子の製造販売をしたいと思うと材料や道具や機械で、初期投資がかかりますよね。

趣味で使っていたものがそのまま製造販売でも使えるのなら、なるべく使いたいところ!
シーラーもそう思いますよね。

今回は家庭用シーラーの特徴をお伝えいたします。



●家庭用シーラーでお菓子販売はできるのか?

シーラーって色々な機種がありますが、業務用も高価なものになると数十万円します。

家庭用と業務用の線引きも難しいところではありますが、ここでは数百円〜数千円程度で購入できる機種を家庭用と呼びたいと思います。

↑ここに出ているのは 数千円から数万円の機種です。

これまで350名のコース生様とお話ししてきたり、たくさんのお菓子を添削確認してきて感じるのは、

家庭用を使うのは絶対ダメとは言わないけれど
製造販売に使うのは基本的にお勧めしない

ということになります。

お勧めできない理由は2つあります!
家庭用シーラーをお菓子の製造販売にお勧めできない理由

1)連続使用に耐えられない
2)シール不良を起こしやすい

この2つです。
1つずつ解説していきますね!

1)連続使用に耐えられない

家庭用って、1日にたくさん使うことや連続で使うことを想定していないのです。

例えば、こちらのとある機種を見ると後ろのところにこんな文があります。

「運転時間0.7秒で休止時間1分」

つまり、1袋密封したら1分休ませるということです。

お菓子を包む時に1個包んだら1分休ませる、とやっていたら
パウンドケーキを10個シーラー密封するだけで10分以上かかる計算です。

かといって、この警告を無視してガンガン使っていたら
だんだん機械が温まってきて、袋が溶けやすくなったり無理やり使うと壊れたり、発熱で事故につながる恐れも出てきます。

だから、このようにメーカーさんが安全のために警告しているわけです。

でも、逆を言えばすごくたまにしかシーラーを使わなくて、それも同時にシールするのが1個2個程度なら、家庭用の機種も使えないこともないです。

ただし、お菓子屋さんってやはりある程度数を販売する必要があるビジネスなので、時間をいかに効率よく使うかが大事です。

その意味では、家庭用はたくさん使うことを想定していないので目的と合っていないということですね。

ということで私は製造販売したい方に家庭用の機種をお勧めすることは、最近はあまりないですね。

… … … … … … … … … … 

勘違いしてほしくないのですが、別にこういった家庭用の機種を全否定しているのではないということです。
そもそも用途に合ってないよということです。

車に例えるなら軽自動車でF1に出るみたいな感じです。
軽自動車が悪いわけじゃないけど用途に合ってない!と思うのと同じことです。

2)シール不良を起こしやすい

そしてもう一つ!
シール不良を起こしやすいというのも大事なポイントです。

wrappedのコース講座では生徒様のお菓子包装を添削確認するコンテンツがありますがその時によく引っかかるのがここなのです!

長くなったので次回、詳しくお話ししますね!


この記事は内野未紗が配信する
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いつも温かいコメントありがとうございます!
全てのコメントにお返事することは難しいですが全て読ませていただきます。


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