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STEP92 原材料名欄に材料のこだわりも記載して良いですか?

前回、食品表示に添加物が書かれていない食品でも、実は添加物が使われいて表示が免除になっていることがありますよ!とお伝えしました。

そういうお話をすると添加物を気にしている生徒様からは、よくこんなご質問をいただきます。

「私、ヘキサンを使っていない圧搾一番搾りの油しか使っていないからそれを食品表示に記載したいです!」

確かに、せっかくのこだわりでご自身がいいと思う材料を使っているのなら、お客様に伝えたいですよね。


●材料のこだわりを食品表示に書いてもいいですか?

という質問に対してwrappedとしての答えは

書いてもいいものと書いてはいけないものがあるので表示したいのなら保健所・自治体等によく確認

ということと

こだわりの全てを食品表示で伝えるのは限界がある

ということです。


●書いても良いこだわりと、書いてはいけないこだわりがある

食品表示のルールで「特色のある原材料等に関する事項」というものがあります。
調べれば都道府県のHPや消費者庁のHPの説明が出てきます。

その内容をしっかり守っていれば原材料名欄やパッケージにあなたのこだわりを記載できる場合もあります。

ただし、特色のある原材料等というのは細かく決まりがありますので、自分が特色のある原材料(こだわり)だと思っていてもルールを読み解いたり保健所や消費者庁に聞いてみると

「それは特色のある原材料とは言えず記載できないです」

とか

「これを記載すると消費者に優良誤認させてしまうので記載できないです」

ということもあるのです。

​ここで細かくこういうこだわりは記載できて、こういうこだわりは記載できませんと、お伝えしたいところですが広く色々な方が読む無料のメール講座、noteですのでここでは書きません。
情報が一人歩きしてしまうのが嫌なのです。

これを読んでくださっている皆さんは今の時点では「特色のある原材料等」という表示のルールがあるんだなと知っていただければ結構です。

ご自身のこだわりを伝えたい場合は保健所等にも聞いてみてくださいね。


●食品表示はこだわりを伝えるスペースではない

そして、最初に書きましたがいろいろな生徒様のお話を聞いているとそもそも、食品表示の中で自分の材料のこだわりを全て伝えるのは限界があると感じます。

だって、食品表示のルールってあくまでも消費者にわかりやすく情報を伝えることが目的になっているのであなたのこだわりを伝えるために作られたスペースではないのですよね。

文字のサイズなどにも決まりがありますし一つ一つの材料のこだわりを食品表示の中で記載するのは限界があります。

なので、私はこだわりとか想いなどは食品表示内に記載するよりもリーフレットなどで伝える方がスマートだと思います。

もちろん、こだわりをリーフレットに記載する場合でも食品表示法や景品表示法などに則って正しい内容を記載する必要があることは変わりません。


●まずは食品表示の基礎を学ぼう!

本当に食品表示は調べれば調べるほど奥が深いです。
私としてはまずは基本をしっかり学んで、一番わかりやすくて安全な表示の方法を身につけてから、こだわりの記載方法などを学んでいただくことをお勧めします!

次回はお菓子の包装・ラッピングで一番やってはいけないことをお話ししますね!お楽しみに!


この記事は内野未紗が配信する
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いつも温かいコメントありがとうございます!
全てのコメントにお返事することは難しいですが全て読ませていただきます。


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