STEP115 友達だから安くしてよ！と言われたら

2024年10月24日 10:06

よく生徒様から、これまで友達だった人や家族や親戚に「友達だから安くして！」「買ってあげるから安くできる？」などと言われて困った、というお話をよく聞きます。

これ、自分でビジネスを始める時によくある最初の壁かもしれませんね。
お菓子に限らず起きることかと思います。

あなたはこれを言われたらどうしますか？

●友達だから安くしてよ！と言われたら

いろいろな考え方がありますが、私はきちんと定価で買って欲しいのに友達価格でと言われて困ったら勇気を出して断ることが大事だと思っています。

私、この「友達価格で」を言う方って２つの考え方の人がいると思うのです。
「買ってあげなきゃ」パターンの人
「得したい」パターンの人
です。

「買ってあげなきゃ」パターンの方は
皆さんがお菓子を販売するのなら、きっとお客様がいなくて困っているだろうな、少しでも売れたほうがいいのだろうなという親切心でお菓子を買ってくれていることが多いです。

普段特にお菓子を買わないけどあなたが頑張ってるから買おうかなー買ってあげようかなーみたいな感じです。

もちろんここできちんと皆さんの仕事にリスペクトして当たり前に定価で買ってくれる方もいますが、中には口には出さないもののあくまでも「買ってあげてる」という考えなので「友達価格にして」と言う人もいますね。

そして「得したい」パターンの方
この方は単に「やったー知り合いにお菓子屋さんができた！安くしもらおう！」という何も考えずに自分が得したいという気持ちだけの人です。

では、結局どうしたらいいかというとまずは、「得したい」パターンの方はもちろん「買ってあげなきゃ」パターンの方も含めどちらの方も皆さんのビジネスにおいて買っていただなくていい人だとご自身が認識することです。

「友達価格はできないので買わなくていいです」と断るのは結構勇気が要りますがまずは説明しましょう！
説明しないと始まりません。

私なら、
「お菓子は原価率も高く、完成までに手間も時間もかかっています。私は仕事としてやっているので、中途半端に値引きしてしまうと利益が出るどころか手間を考えるとかえってマイナスになるのでお割引はできないんです。
買いたいというお気持ちは嬉しいのですがごめんなさい」
ということを伝えます。

これでわかってくれなかったり怒ってしまったら、もう残念ですが、その人とはそれまでですね…
私は友達を辞めてもいいかな…と思います。

とはいえ、地域的にコミュニティがあるから角が立てられないとか、どうしても縁を切れないような人なら、できる範囲で応じてあげてもいいと思います。
でもいつでも相手の要望を飲むのは違いますね。

もう次回から根本的に値上げしてしまうとか「値段は多少安くできるけどその代わりラッピングは無しです」とか何か別条件が提案ができるといいですね。

ちなみに、私の家庭はこの辺りとても厳しいですよ！

私も、私の夫も会社経営者でそれぞれで事業をしています。
夫は映像の編集もしているのでwrappedの動画を作る時に見積もりをお願いしたら私の思っていた金額よりなかなか高めのお値段。
「もうちょっと安くならない？」といったら

「それはできない。
俺の1日の労働で生み出す利益を考えたらこれより安くはできない。
嫌なら他に行ってください」
と超真顔で言われます。

逆もまたしかりで夫の会社のノベルティーで私の会社でお菓子を製造して欲しいと言われた時も数がそれほど多くなかったので「作業の手間を考えると普通のお菓子屋さんよりも値段を高く設定をしないと無理です」と私も言いました。笑

うちは仕事人間同士の夫婦なので、こういうのは当たり前ですが普通はこうはならないかもしれません。
とはいえやっぱり仕事は仕事なのでこれくらいはっきり考えてもいいなと私は思っています。

本当は、そもそも友達価格で購入を希望すること自体がとても失礼なことだとわかってもらいたいところですよね。

次回はどうしたらそもそも友達価格で購入したいと言われないようにできるのかを考えていきましょう！お楽しみに！

この記事は内野未紗が配信する
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