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STEP88 ラッピング教室では習えないお菓子のシール貼りの鉄則

お菓子の包装・ラッピングの中で最後の仕上げといえば!
シール貼りです!

シールを貼るだけと侮らないでください。
シールを貼るのは結構奥が深いのです。
これ、装飾的なラッピング教室では習うことがない内容だと思います。

お菓子の製造販売でシールを貼る時の鉄則があります!



●シール貼りの鉄則

それは

1)シールは必要枚数だけを印刷する!

2)1種を完全に貼り終えてから次の種類を貼る

コレが基本!!!

特に食品表示のシールにおいてはこれがとっても大事!!
「こんな簡単なこと?当たり前のことじゃない?」と思うかもしれません。

でも!
この当たり前のことが
・仕事に慣れて来たとき
・忙しくて慌てているとき
・疲れがたまっているとき

ついおろそかになって貼り間違えてしまうのです…!!

1)シールは必要枚数だけを印刷する!

例えば、マドレーヌ10個、フィナンシェ10個、サブレ10個の注文が来ていたとします。
その時にはシールはそれぞれの注文数だけ、印刷します。

「きれいに貼れなかったら嫌だから予備も出しておこう!」
というのはやめたほうが良いです!

マドレーヌを10個貼り終わったときにシールが余っていると、うっかり次のフィナンシェに貼ってしまうかもしれませんよね?

マドレーヌには使っていないアーモンドパウダーが、フィナンシェには使われているとしたらアレルギーの方の命に関わります。

2)1種を完全に貼り終えてから次の種類を貼る

そして、必ず、マドレーヌにシールを貼り終えてからフィナンシェのシール貼りに移ります。

マドレーヌがまだ貼り終わっていないのに、フィナンシェやサブレにシールを貼るのは貼り間違いの元!

お店では私のようなヴァンドゥーズ(販売員)がシールを貼ることが多いですが、当然、営業中は接客をしながらシールを貼ります。

そうすると、途中で手をとめて接客をしてからまた戻るのでうっかり前の作業を放り出して、次のお菓子のシールを貼り始めてしまったりします。
そうなると間違いの元なのです!!

だから、シールを貼るときは1種類を全て貼り終えたら、一度お菓子を片づけて次の種類のお菓子に移ります。


●仕事に慣れてきたころが危険!

今までお菓子屋さんで働いた経験からの私の持論ですが、「そんなの当たり前じゃん!間違えないよ!」っていう人が間違えます。ほんとに!

あなたのシール貼りの仕事の仕方ひとつで、お客様の命を左右するという自覚をきちんと持ってお仕事してくださいね!

慣れてきた頃が危ないですよ!

こういうポイントって、大量に同じシールを貼る状況で気をつけるべきものですよね。
だから、ただ装飾的なラッピングを習うお教室の場合、一つのラッピングを
完成させるというレッスンではまず習わないかなと思います。
たくさん同じものを何百も作るからこそ大事なポイントですね!

次回はアーモンドによく入っているアレの話をしましょう!


この記事は内野未紗が配信する
「もう趣味とは言わせない!プロのお菓子に変わる!
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のバックナンバーとなります。

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いつも温かいコメントありがとうございます!
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