STEP90 クッキーを開けた後、乾燥剤は入れっぱなしでいい?
前回はアーモンドプードルを開封したら、中に入っている脱酸素剤は入れっぱなしの方がいいのか?を解説しました。
脱酸素剤に関しては開封後は入れておいても全く意味がないので取り除いて良い!
というお話しでしたね!
この文章をよく見て欲しいのですが「脱酸素剤に関しては」です。
脱酸素剤以外はどうなのか気になりますよね?
ということでお菓子屋さんでもう一つよく使うものといえば乾燥剤です!
製菓材料に入っていた乾燥剤や購入したクッキーなどに入っていた乾燥剤は開封後も入れっぱなしでいいでしょうか?
●クッキーを開けた後、乾燥剤は入れっぱなしでいい?
正解は…
乾燥剤に関しては効果が残っているのなら、開封後も入れておく意味は多少ある!です!!
しつこいけど、あくまでも、乾燥剤の場合です。
まずそもそも、乾燥剤はどういうものかと言ったら湿気に強い袋や容器に入れると袋や容器の中の湿気を吸ってお菓子の乾燥を保つものですね。
割とみなさんイメージしやすいかなと思います。
前回お話ししたように、脱酸素剤には酸素を吸える量が決まっています。
同じように乾燥剤も湿気を吸える限界というのはあります。
なので、乾燥剤も開けた後、入れっぱなしにしていたら、すぐに外から来た
新しい湿気を吸うので効果がなくなってしまうかなというところですが、それは状況によります。
乾燥剤の場合は脱酸素剤と違う部分があるのです。
●乾燥剤と脱酸素剤の違う部分
それは乾燥剤はまだ湿気を吸う効果が残っているか判断できる!というところです。
脱酸素剤って開けた後に、まだ酸素を吸うかどうかって目で見ても触ってみてもわからないですよね?
でも、乾燥剤って種類にもよりますが一般で製菓材料店で手に入るようなものであれば、目で見たり触ったりして、まだ湿気を吸う余力があるかどうか
判断ができます。(どれくらい吸うかまでは分かりません)
だから、「まだ効果残っているからしばらく入れっぱなしにしておくかー」というのはOKです。
ただし、開封していれば外から新しい空気が直接入ってくるので消耗は早いです。
なので、よく、ネットで検索すると袋を開封した後も賞味期限までは、乾燥剤を入れておけば効果がありますよ。というような記載が出てきますがこれは完全な誤り。
そもそも賞味期限って保存方法を守って未開封の場合の期限です。
もしかしたら、その食品に乾燥剤がかなり多めに入って売られていて
「開封した後も、その乾燥剤を入れっぱなしにしておいたら開封後でも賞味期限までおいしかった!」
ということもあるかもしれませんがそれはやってみないとわからないことですし、乾燥剤が使われている全てのお菓子に当てはまることではありません。
誤った情報に惑わされないように気をつけてくださいね!
●効果の有無の見極め方はそれぞれ!
乾燥剤がまだ使えるかどうかの見極め方はここに記載したいところですが
乾燥剤の種類もいろいろありますし、一言でこうだよーと言ってしまうと誤解を招くこともある結構大事な内容ですのでコース講座で詳しくお話ししています。
ご興味ある方はメールやLINEでお知らせください。
次回は食品表示のよくある勘違いをお話ししますね!
お楽しみに!
この記事は内野未紗が配信する
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