STEP158 開けやすいガス袋ってありますか?
先日こんなご質問をいただきました。
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脱酸素剤を入れて個包装するお菓子で今よりもっと手で切りやすい、柔らかくて開けやすい袋を探しているのですが
先生、いい袋を知りませんか?
(wrapped コース生 M様)
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こういうご質問、生徒様からよくいただくのですがとても嬉しいですね。
今よりもいい包装にしてお客様にとって良い商品にしたいという想いが伝わってきますよね。
では、実際に袋選びの考え方をお話ししましょう。
●柔らかくて開けやすいガス袋はある?
この生徒様の場合、脱酸素剤を使うという前提なので袋は「ガス袋」一択です。
ガス袋というのは脱酸素剤用の袋の名前で、素材の種類を指しています。
ただ、袋っていろいろなものが各メーカーから出ていまして、同じ「ガス袋」であっても実は商品ごとに質感が大きく違ってくるのです。
このご相談、実は答えるのがすごく難しかったのですが、柔らかい素材をお探し、というのがちょっとネックでした。
というのも、そもそも、ガス袋という素材は脱酸素剤のために作られているので比較的厚めのものが多いです。
脱酸素剤を使う場合外からの酸素をシャットアウトしないといけないので、どうしても厚手のものが多いのですね。
私、この仕事を始めてから何年もずっと、いろいろなメーカーの袋を取り寄せて使用感などを見ていますが、多少、こっちの袋の方が柔らかいというものはあってもすごく薄くて開けやすいガス袋というものは既製品ではあまりないなと感じます。
●オリジナルで袋を作ることはできるけど・・・
でも、市販のお菓子で脱酸素剤が入っているもので開けやすいものもありますよね?
そういう袋は大手の場合は自分の商品用に専用の袋を作ってることが多いですね。なので、大手の市販のお菓子のような袋がいいなと思っても、個人や小さな会社で全て真似できるかというと難しい時がありますね。
もちろん、お金がかかって在庫を多少持ってもいいのなら小さなお店でも
業者さんにお願いして自分のオリジナルの袋を作ってもらうことはできますので、こういう素材の袋がいいなと思ったらとっておいて業者さんに実物を見せたりすると早いです。
ということで、冒頭の生徒様はいろいろお話を聞いていたら、販売したいお菓子の内容や保管方法を考えると少し硬くても今の袋のままがいいという結論になりました。
●袋には素材や形に得意分野がある!
袋の種類ってすごくたくさんあるのですが、素材の名前と形の名前を
しっかり理解すると選びやすくなります。
袋ってただお菓子が入ればいいわけじゃないのです。
それぞれの袋の素材や形に得意分野があるのです。
しっかり基礎知識をつけるとどんなお菓子を売る時も迷わずに袋を選べるようになりますよ!
コース講座で詳しくお話ししています!
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