STEP163 結婚指輪をしているパティシエさんってアリ?
今回はちょっと批判されるかもしれませんが私の意見を書きたいと思います!
よく、動画サイトなどを見ていると指輪をしたまま、お菓子を作っているパティシエさんっていませんか?
私の意見としてはお菓子作りの作業中に指輪をつけているのはできればやめた方がいいなと思います。
理由は、指輪をしていると指輪と指の間に汚れが溜まりやすいですし、その溜まった汚れの中で食中毒の原因菌などが繁殖するリスクがあるからです。
指輪の種類によっては異物混入の可能性が高まりますね。
なので外してお菓子を作った方がいいと私は考えています。
●結婚指輪だから良いということではない
これを言うとよく、結婚指輪だからいいじゃない!という 意見もいただきます。
でも、おしゃれ用の指輪でも結婚指輪でも汚れが溜まりやすいことは同じですよね。
食中毒の原因菌などがこれは結婚指輪だから避けよう!とかやってくれるわけないですし。
結局、手で作業をするお菓子作りで指輪をつけると自ら食中毒のリスクを上げに行っていると感じます。
なので私の意見としては指輪をするのはナシですね。
でも、指輪をつけてはいけないと言う法律があるわけではないですし、きちんとそのリスクを分かった上で手洗いなどを指輪の周りを念入りにやっているのなら、あとはそのお店の責任での判断かなと思います。
なので私は特に動画などで指輪をしているパティシエさんを見かけてもコメントに書いたりはしません。
で、実は!この問題で言いたいのはこの先の話です。
●外国の方だと受け入れてしまう傾向が強い
不思議なことに指輪をしているのが外国の方だと受け入れる人が比較的多いのですよね。
日本人だろうが外国の方だろうが指輪をしていて食中毒のリスクが上がるのは変わらないのですが、なぜか、外国の方だと受け入れてしまう傾向が強いと感じます。
実は以前こんなことがありました。
都内のとあるパン屋さんに行ったときのことです。
そこはフランス発祥のパン屋さんでフランス人の方がたくさん働いているお店でした。
そこで目にしたのはフランスの従業員の方が素手でパンを並べている姿!
結婚指輪もしていましたね。
でも、他のお客様も誰も何も気にしていない様子でしたし、実は私も「あーフランスの人だもんね。素手で並べるか。」くらいに思ってしまったのです。
何度も言いますが、都内のお店です。
外国に旅行に行ったときは郷に入っては郷に従えだと思うので素手で並べていてもすんなり受け入れますが、日本でも並べているのがフランスの方だからと言うだけで受け入れてしまった自分がいました。
その時になんとなく自分の中で「心のどこかで〇〇人だからいいんだな」とか知らないうちに思っているんだなと感じて反省しました。
もしその方がフランスの方ではなくて他の国の方だったら、私は「うわー素手で触ってる!嫌だな」って思ってしまったかもしれない。と考えました。こういう自分の中のフィルターみたいなものってあるんだなーと反省しましたね。
気をつけていきたいなと思います。
●リスクを理解した上で、お店の責任のもと判断をしよう
なので、今回は指輪の話でしたが、私の意見としては衛生面を考えて指輪はつけない方がいい、と思います。
ただ、実際にいろいろなお店を見ていると指輪をつけているパティシエさんもいるわけですし、手袋をするのかマスクをするかどうか帽子を被るかどうかというのと同じ問題で、はっきりと何かで禁じられているわけではないものの場合、最終的にはお店の責任のもと判断することになります。
自分の意見はしっかり持ちつつ周りを見るときは自分とは違う考えなのだなとフラットに見ていくことも必要ですね。
SNSなどで正義感からコメントで一方的に批判することなどはやめた方がいいなと感じます。
と言うことで今日はちょっといつもと違う視点のお話でした!
次回は読者様からいただいたご質問にお答えしますね!
この記事は内野未紗が配信する
「もう趣味とは言わせない!プロのお菓子に変わる!
お菓子包装と食品表示お店テク無料メール講座」
のバックナンバーとなります。
▼続きはこちら▼
▼なぜnoteでバックナンバーを公開するのか▼
▼メルマガ登録はこちらから▼
wrapped公式LINEはこちら▼
いつも温かいコメントありがとうございます!
全てのコメントにお返事することは難しいですが全て読ませていただきます。
#wrapped #お菓子作り #お菓子製造 #お菓子販売 #菓子包装 #ラッピング #食品表示