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STEP31 添加物が書いていない表示、これってアリですか?
今回も読者様からいただいたご質問にお答えします!
食品表示についてのご質問です!
●添加物が書いていない表示、これってアリですか?
ご質問はこちら
↓
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添加物の食品表示についてです。
使用されている方は多いと思うのですが、A社のバニラペーストや
B社のリキュールを使用したお菓子の食品表示で増粘剤(トラガントガム)や香料が、バニラペーストやリキュールに使われているのに、お菓子の食品表示に添加物の記載がないものを2件続けて見ました。
何か記載しなくて良い理由があるのでしょうか?
キャリーオーバーに該当しないと思いますので。
(メール講座読者 Nさん)
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Nさん、ご質問ありがとうございます!
いただいたメールでは具体的な商品名が書いてあったのですが
このメール講座でお答えするにあたって間違った解釈が広まるといけないので今回は商品名などは伏せました。
キャリーオーバーとかちょっと難しい言葉が出てきましたが、一つ一つ解説します!
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ちょっと複雑な内容なので、このメールで誤解がないように正しい情報を全て伝えるのはとても難しいですがまず大前提としては
使用した添加物は
自分が入れた添加物も、材料に入っていた添加物も基本的は全て記載する。
ただし、条件に当てはまると表示が免除されることもある。
ということになります。
●自分で意図的に入れる添加物とは?
まず、以前もお伝えしていますが、食品表示では自分が意図的に入れた添加物は当然、添加物として記載します。
自分で意図的に入れる添加物というと、例えば、
・ベーキングパウダー
・重曹
・バニラエッセンス
・バニラオイル
・トレハロース
・着色料
・アガー(商品による)
などですね。
作っているご本人は「これはお菓子の材料だ!」と思い込んで入れている方
とても多いですが、これらは実際には食品添加物なので、食品表示には添加物として記載しないといけないのです。
そのまま表示に書いていいものと表示する時は、全く違う名前になるものがあります。
きちんと勉強が必要です。
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●材料に入っている添加物とは?
もう一つは材料に入っていた添加物です。
・これは例えばチョコレートに入っている乳化剤や香料
・ココナッツファインに入っている漂白剤
・ペースト類に入っている増粘剤
などなど、
自分が直接入れたわけじゃないけど、材料の中に使われている添加物
のことです。
これも自分のお菓子の食品表示に基本は全部書くことになっています。
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●基本は全部書く!ですが例外もアリ!
なので、基本は全部書く!というルールなのですが例外があります!
「キャリーオーバー」や「加工助剤」というルールがありまして
これらの条件に当てはまっていると、添加物を使っていても記載しなくてよくなるのです。
今回のご質問の
添加物が使われているのにお菓子の食品表示に書かれていないのはなぜか
については
もしかしたら、この「キャリーオーバー」や「加工助剤」のルールに当てはまると、お店の人が判断して書いていないのかもしれませんね。
Nさんのメールではキャリーオーバーに該当しないのでは?
というご意見でしたが、いただいた情報だけでは判断できないなと思いました。
なぜなら、使用している材料や添加物の情報に加えて、その材料や添加物をお菓子の中でどのように使っているのかということもわからないと判断できないからです。
そう!
材料や添加物の情報だけではなく「使い方」によっても食品表示って
変わるのです!
このルールもとても複雑で、簡単にご紹介すると誤解を招いてしまうので
文章では責任が持てないのでコース講座でお伝えしますが、
講座まで待てない!という方は「キャリーオーバー 東京都」のように
お住まいの都道府県名を入れて検索してみてください。
民間のサイトは情報が正しくないことも多いので、まずはお住まいの都道府県名を入れて自治体の公式情報を見ることをお勧めします。
ただし、文章は固いので読みにくいです。
その自治体などの読みにくいものを平易な言葉に変えながら
具体例を交えてわかりやすくご説明するのがwrappedの講座なのです^^
●素材にこだわったお菓子屋さんへ
食品表示って学べば学ぶほど奥が深いです。
だから、材料にこだわって体のことを考えたお菓子を作っている方には
とても気をつけて欲しいことがあるのです。
それは次回お話ししますね!
この記事は内野未紗が配信する
「もう趣味とは言わせない!プロのお菓子に変わる!
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いつも温かいコメントありがとうございます!
全てのコメントにお返事することは難しいですが全て読ませていただきます。
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