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STEP27 白?青?黒?プロの手袋選びの基準はコレだ!
STEP26から私が選ぶお菓子作り・包装時の手袋の条件3つをお話ししています!
1)食品衛生法適合これが絶対条件で、
あとは状況に合わせて
2)素材
3)色
で選んでいます。
というお話しでしたが
今日は3)色 についてです。
●私が選ぶ包装時の手袋の条件3つ目 「色」
今、手袋の色っていろいろありますよね。
大きく分けると
・白(透明)
・青
・黒
の3色かなと思います。
この中でお菓子作りにおいての私のイチオシは青です!
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よく、青を使っていると
「なんかお菓子がおいしくなさそう」「工場みたいで嫌」
ということを言われるのですが、これ、ちゃんと意味があるのです。
手袋ってついついつけっぱなしにしてしまうと、作業時間が長くなるにつれてだんだん劣化して、特にニトリル手袋などはふと手を見たら
「手袋の指先がない!!!!」ということ、結構おきます。
(もちろんそんなに使う前に手袋をこまめに変えてあげて欲しいですが)
また、包丁を使っていると包丁で手袋を一緒に切ってしまったりもします。
こういうとき、白や透明の手袋はお菓子の中に混入すると高確率で見失います。
知らないうちに異物混入してお客様の口に入ってしまったら…
と考えるとゾッとしますよね。
こういうときに安全度が上がるのが青い手袋なのです。
… … … … … … … … … …
突然ですが、皆さん
青い食品を思い描いてみてください。
しかも真っ青なものがいいですね。
自然界に存在する食材で青いもの。
…
…
…
どうでしょう?浮かびましたか?
自然な食品で青い色って浮かばなくないですか?
浮かんだとしても最近流行りのバタフライピーとかではないでしょうか?
もちろん、人工的な着色なら青いケーキとかクリームはありますが。
自然界ではほとんど浮かばないと思います。
青い食材はとても少ないので、お菓子作りの時も青い食材は登場回数が少ないです。
青い手袋をしているともし破片が食品の中に混入しても気が付きやすい、
というメリットがあるのです。
だから工場で多く採用されているのですね。
実は私が開講しているお菓子専門ラッピングスクールwrappedの
ロゴマークやスクールの壁紙も手袋の青が由来です。
安全なお菓子を作るときに活躍する色なのです。
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よく、「まさか手袋からテーマカラー決めてるとは思わなかった」
と言われますが笑
●青色手袋のデメリット!
でもデメリットもありますよ!!
冒頭にも書いたように青い色っておいしくなさそうですよね。
だからお客様の前で作業する時は見栄えが悪いです。
例えば、オープンキッチンやレッスンなどで
お菓子がおいしくなさそうに見えるのが嫌だなという場合は
別に無理に青を使わなくても白や透明でもいいと思います。
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あ!ちなみに!!黒い手袋もありますよね。
最近YouTuberさんがよく使っているのでメジャーになってきました^^
黒はお料理を人前でするときに、お肉とかお魚の血が目立たないという
メリットがあります。
白とか青の手袋で血がついていると急に医療現場感が出ますよね。
そして、お菓子の場合はチョコレートを作るときも黒だと汚れが目立たないですね。
でも汚れが目立たないということは
当たり前ですが汚れていても気が付かずに、お菓子を作り続けてしまうというデメリットがあります。
ということで私は普段の作業はなるべく青を選び、お客様の前でお菓子を触る時は白や透明を選んでいます。
●手袋の色も意味を考える!
私が言いたいのは青を使ってないなんてダメ!ということではないのです。
皆さんにも自分で意味を考えて欲しいのです。
お菓子の包装も食品表示も手袋選びもそう。
私がこれが正解だよーって言ってそれに従うのなら本当に楽なのですが、
私に言われたからこうしましたっていう人はプロじゃないですよね。
プロとは自分の仕事に根拠と責任を持つ人だと私は思っています。
プロとしてお菓子を売るのなら、
どうしてこういうものがあるのか
こういうルールがあるのかをまず学んで、
自分のお仕事の場合はどうするべきかを自分で考えて決めて欲しいと思っています。
そのために、このnoteやメール講座で今後もたくさんのヒントをお伝えしていきますね!
皆さんのお力になれたら嬉しいです!
●読者様からご質問がきました!
そうそう!読者様から脱酸素剤について質問が来ました!
ありがとうございます!
ちょっと深い質問だったので、いきなり1回ではお答えできないかなと思いましたので2回にわたって書いていきたいと思います!
まずはSTEP28で脱酸素剤の衝撃の事実を解説しますね!!
この記事は内野未紗が配信する
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いつも温かいコメントありがとうございます!
全てのコメントにお返事することは難しいですが全て読ませていただきます。
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