STEP111 技術には2種類ある!
皆さんは、お菓子を作ったり包んだりしていて「私はこれが苦手!」という作業はありますか?
私がwrappedで授業をしていて生徒さんに同じ質問をするとダントツに多い答えが「私、リボン結びが苦手なんです」という言葉!
「習ったのにできないんです」という人もいます。
ですが!
私は習うだけで全ての技術が出来るようになるわけではない!と考えています。
●技術には2種類ある!
技術には
1)習っただけで出来るようになるものと
2)自分で反復練習しないとできるようにならないもの
この2つがあります!
1)習っただけで出来るようになるもの
これはいわゆる「コツ」です。
「こうするとできるようになりますよ!」という簡単なテクニックやポイントさえ押さえれば誰でも出来るようになるものです。
例えば「卵は平らな面でコンコンするときれいに割れますよ!」とか、
「食パンは焼きあがったらすぐにショックを与えると側面がへこみにくくなりますよ!」とか、そういうものです。
これはある程度意味が分かれば、それほど練習しなくても出来るようになります。
「コツ」なので!
2)自分で反復練習しないとできるようにならないもの
それがお菓子ラッピングでいうと「リボン結び」なのですが、私がコース生さんにたとえ話で説明するのは「自転車」です。
あなたの前で小さい女の子が自転車の練習をはじめたとします。
でも、女の子は1回転んでしまっただけで「もうやりたくない!」と言って練習をやめてしまいました。
そんな時、あなたさんは女の子になんて声をかけますか?
きっと、「転んで痛かったね。でも、あきらめずに練習すれば絶対乗れるようになるよ!一回乗れるようになったら一生ずっと乗れるからくじけないでがんばろ!」と言うのではないでしょうか?
お菓子屋さんの仕事には、こういう「自転車」のような技術が沢山あります。
例えば、裏表のあるロゴリボンってはじめはうまく結べないんです。
裏返ってしまったり…
曲がってしまったり…
結ぶ手順がわからなくなってしまったり…
でも、そこでくじけて「私はリボン出来ないです!」と言ってしまったら絶対一生できるようになりません。
そのかわり、きちんと練習して一度体が覚えてしまえば自転車と同じで体が覚えて、その先もずーっとできるようになります!
しばらくやってないと多少は腕が鈍ることはありますがゼロになることは無いですね。
デコレーションケーキのナッペ
クリームの絞り
happy birthdayなどの文字を書くパイピング
お菓子のカット
リボン結び
包装紙
などなど…
これ、全部「自転車」です!練習しないとうまくなりません!
↑ ↑ ↑
シフォンケーキのフィルム包みも「自転車」!
●コツコツと練習して習得しましょう!
あなたは何か苦手に思っている技術、ありますか?
もし、それが「習ったのにできない!」と思っているのなら、その技術はもしかしたら「コツ」の技術ではなく、「自転車」の技術かもしれません。
先生が悪いんじゃなくて単に練習不足。
出来る人と一緒に繰り返し練習してみてくださいね!
お菓子の作業が全て誰でも習っただけでできるのならパティシエという職業も誰でもできる仕事になっているはず。
繰り返しコツコツ頑張って身につけたものだから、プロの技術として認められるのですよね。
やっぱり練習って大事です!
一緒に頑張りましょう^^
次回は生徒様からのご質問をご紹介しますね!
お楽しみに!
この記事は内野未紗が配信する
「もう趣味とは言わせない!プロのお菓子に変わる!
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いつも温かいコメントありがとうございます!
全てのコメントにお返事することは難しいですが全て読ませていただきます。
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