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STEP162 パティシエが20年修行しても知らないこと

多くの方がお菓子屋さんで20年も働いていれば、お菓子屋さんをするために必要なことが全て身につくだろうと思っていますが、実はそうでもないのです。

お菓子屋さんごとに仕事の内容もかなり違うので20年働いていてもパティシエさんによってお持ちの知識や内容って結構違うものです。

その中でも、私がいろいろなパティシエさんとお話しして、これ、お店をするなら必要になるのにほとんどのパティシエさんが根拠を持った知識がないなと感じるのが包装食品表示です。
意外ですよね?



●お菓子屋さんでは包装を決める機会が少ない!?

まずは包装

もちろん包装の経験自体は多くのパティシエさんがあるのですが、自分が働いてたお店の作業について理解しているだけで
なぜこのお菓子はこの袋に入れるのか
なぜこのお菓子はこの量の乾燥剤を入れるのか

この量の脱酸素剤を入れるのか
というところは意味をしっかり理解できていない人が多いです。
なぜなら、お菓子屋さんで包装を決める機会ってあんまり多くないのです。

お店を始めた最初のうちに業者さんに「こうするといいですよ」というアドバイスをもらいながら決めたものを、そのままずっと継続していることが多いので20年働いていても、このクッキーはこの乾燥剤を入れる、このパウンドケーキはこの脱酸素剤を入れる、という作業部分だけ習っていてなぜこの量なのか、なぜこの袋なのか、どうしてこの賞味期限なのかなどを従業員の立場だと毎回深く考える必要がないのです。

なので、独立するにあたって「あれ、乾燥剤ってこれでいいんだけ?脱酸素剤ってこれでいいんだっけ?」と急に不安になる人が結構多いです。


●食品表示に関わっていないパティシエさんも多い

そしてもう一つが食品表示

これもお店によりますがしっかりと勉強している個人のお店は少数派だなと思います。

なんとなく見よう見まねで作っていて、きちんと正しい内容が書けていないお店が多いです。
しかも、お店によってはパティシエさんは作ることに専念していて、包装も食品表示もヴァンドゥーズ(販売員)に任せているので全然タッチしてこなかったという人も多いです。

なので20年パティシエをしているからといって、包装や食品表示まで根拠を持って身につけている人って意外と少ないですね。


●包装や食品表示を学ぶパティシエさんも増えています

現に、私が開講している焼菓子包装プロフェッショナル認定コースという包装と食品表示をしっかり学べる講座も、最初はお菓子屋さんで働いたことのない人が入ってくださる想定で始めたものが、ここ数年パティシエさんの受講が増えています。

しかも、これまでパティシエとしてしか働いたことがない人、お菓子業界でしか働いたことがない人が何人も受講してくださっているのを見るとやっぱり包装や食品表示をきちんと学べる場所ってほとんどないのだなと感じます。

なので、包装や食品表示を今身につけていない人も大丈夫。

パティシエさんだって学びに来ているのですから、きちんと勉強すれば大丈夫ですよ。
自信を持って製造販売するお手伝いを私にさせてくださいね!


この記事は内野未紗が配信する
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